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改定多すぎ?楽天モバイル
サービス開始から2年で既にバージョン7
2020年4月から正式にサービスを開始した楽天モバイル唯一の料金プランであるUN -LIMIT。つどつど中身の変遷が以下のように行われてきました。
- 2020年4月〜2020年9月:バージョン1&2
- 2020年10月〜2021年4月:バージョン5(5Gの対応)
- 2020年10月〜2022年6月:バージョン6(MAX2,980円は変わらずに従量課金を導入)
で、楽天モバイルからこのような発表が先日されましたね。
今の料金プランからの変化点としてはそんなに多くなく
- 1GB未満の利用料金が0円ではなくなる
- 通話し放題の時間が拡大される
といったところです。
一部からは批判が来ているものの企業なら当然の判断
普段はほか3キャリアのデータ通信プランで契約しているとかモバイルWi-Fiで賄えているので楽天モバイルで無料で電話番号を保有しておこうとか、最悪何かあった時のサブとして持っておこうということで使っていた利用者からは
「裏切られた」「もう解約する」といった言葉が出ているそうです。そこに輪をかけて三木谷氏が「お金を0円でずっと使われても困っちゃう」と発言したのでさらに炎上という流れ。
でも、ちゃんと「ぶっちゃけ」「正直に言って」という枕詞がありますよね。民間企業は利益を出してお金を出資してくれている株主に還元するのが1つの役割です。利益を全く出してくれないユーザーが用無しというのは至極当然です。自分からしたら「そりゃそうでしょ、むしろ永遠に続くと思ってる方が馬鹿じゃないのか?」と思ってます。
JR西日本が利用者の少ない路線の維持に向けた協議を・・・と言った途端に各市町村がワァワァ言ってるのも全く同じ話だと思ってますが、お金は出さない、でもサービスは維持しろという思考はいかにも日本人的思考で残念です。じゃあ自分の勤務先の一部サービスもユーザー、お客様に無料で提供してくれるんですかね?しないでしょう。
第個人的にありがたいのは4つの特典
有料サービス利用者が恩恵を受けられるあるべき特典
料金プランの改定に抱き合わせで発表された4つの特典。
- 楽天市場でのポイント倍率UP
- 初めての利用なら3,000ポイント付与
- 通話かけ放題のオプション料金が3ヶ月無料
- 一部楽天サービスの期間限定無料とポイント還元
どれもただ登録すればいいものではなくて、必ず消費者が楽天に対して費用を支払う(それがお金だろうがポイント払いだろうが)ことが前提にあって「じゃあ一部還元します」というものになります。
まぁ本来はこうですよね。今のSPUだと楽天モバイルは0円で維持してても+1倍になるわけですが、これは消費者が全くノーリスクでたくさんポイントをもらえる権利を得ているのでおかしな話なんです。
自分は楽天市場で毎月のようにお買い物をするのでSPU倍率が上がってくれる方がよっぽど嬉しいですし、お金を払っているユーザーのための改定であろうということで大歓迎です。
楽天市場での付与ポイント各1,000は少ないのか?
1つ目の特典はエントリーが必要な上にもらえるポイント上限が決まっています。
- 楽天モバイル利用:現状からさらに+1倍(昔の+2倍に回帰?)
- ダイヤモンド会員:+1倍(普通に楽天サービスを使ってれば達成可能)
それぞれで1,000ポイントが上限ですが、これは購入金額に換算すると税込で11万円に相当します(今は税抜価格に対してポイントがもらえる仕組みに変わってますので)。
11万円もお買い物することってあるんでしょうか?スマホとか高い家電でも買わない限りならないですよね。しかも毎月。とすればこのポイント上限は十分妥当な水準だと自分は捉えていますし
あとがき
これからも持続可能な料金プランを希望
楽天に限らず、いろんなサービスを提供してくれる企業などへの希望はこれだけです。新規顧客の獲得のために最初だけサービスを大盤振る舞いするっていうのはあるあるなのかもしれませんが、半年、1年しか持たないようなプランにされてコロコロ変わるのであれば少なくとも複数年は継続できるようなプランや料金設定をしてほしいですね。
そのほうが消費者としても支出管理する時の見立てが立てやすいですし、できないことをできるという事業者よりは好感が持てます。
楽天モバイルの場合だと今でもデータ通信量が無制限(一応1日10GBという目安はあるらしいですが)とかアプリを使えば通話無料がサービス開始以降から継続していますが、これもいつかは無理が来ると思ってます。それぐらいの立ち位置で今あるサービスにはあくまで程々な期待で以って関わるようにしたいですね。