この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『あなたはなぜ誤解されるのか 「私」を演出する技術』です。
この本の著者は「人は見た目が9割」も執筆されています。この本は有名ですね。
演出というと自分を誤魔化しているように聞こえてしまいますが、自分自身を正しく周りに伝えること自体が立派な自己演出と言えます。それができていないせいで優秀なはずなのに周りからの印象がよくなかったり言葉や行動の真意を正しく汲み取ってもらえない人もしくはそのような経験をされてきた方もいらっしゃるでしょう。
本書は自分が自分の演出家となって誤解されないようにするためのものです。
本書の構成は以下の通りです。
- 人生はRPG
- 先に磨くべきは外見
- 自分を客観的に演出する
- 表情を活用した演出
- 声の活用方法
- 仕草の注意点
自分が誤解されないための注意点
そもそも誤解されてるんじゃなくて本当に印象や評価が悪いというのは救えない(そして自分がそうでないことを祈りますが・・・)ですが、誤解されないためのエッセンスとして各章から自分が有益と思ったものを抜粋します。
- 会社でも学校でも役割を演じているという意識で余計な感情を排除できる
- 人は見た目が9割だけど、それは中身が現れた結果。だから中身を磨くことが大事
- 嫌われる言葉は使わない。人が離れる原因
これで何回目
気にしてるものありますか?自分の場合はこうです。
嫌われ言葉は使ったことないし元々こういうこという人が嫌いです(学生でいますよね、寝てない自慢する人。いやいや寝ろよって笑)。
見た目というか中身は、全然。人となりは正直ダメダメです。
- 読む前から気をつけていたこと:相手の目の見方
- 読んでから気をつけたこと:役割を演じる意識
相手の目を直接見ない
自分は資料に目をやるのを半分、相手の鼻先の辺を見るようにするのを半分にしています。自分で言うのもなんですがすごくバランスがいい方法です。
役割を演じる意識
仕事するのが精神的に楽になりました。どうしても仕事の中では人にとっては負担になることでもお願いしないといけないので時たま強めの抵抗がきたり嫌がられます。
こういうときに私情が挟まると「申し訳ないからお願いできない」「自分が嫌われてるんじゃないか(本当に嫌われるかもだけど)」こんなことを考えて必要な依頼ができなくなります。
ですが、いい意味で役割意識があると「自分はあくまでこの部署の一員としてお願いしている」「自分個人としては悪いと思ってるんだけど会社のためには必要」ここにシフトするので何か言われること自体を気にしなくなります。
仮に何か言われても「相手も立場上言ってきてる」「いやいや組織としてお願いしたんだから知るかいな」「なんかあってもどうせ仕事上の付き合いしかないし」こんな感じで流しています。
思ったこと:自分の客観視は大事
この本のいいと思ったところ
- 見た目が重要と明言している(慰めで中身さえあればいいとは言わない)
- 職場や学校など種々のシーンで使える
あくまで見た目が大事という前提があるからこそ、どう見えているかを意識しましょうという意見になるのだと思います。
自分の客観視は広い意味での自己改善にも寄与
本書は他人から誤解されないことを目的としその手段として自分を客観視した上で演出するという手法を進めています。
自分を客観視できることは他人に誤解されないためだけではなくて、目標を達成するための現状把握にも役立ちます。「自分はできる」という誤った思い込みではなく「どこまではできる、どこまではできていない」このような冷静な見方こそ道を誤らないための第一歩です。
俯瞰して自分をみれると感情も安定しますし、ぜひ意識づけしたい行為です。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中9点です。
この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。
- 自分の思いをうまく伝えられない
- 自分と相手とで話が噛み合わないことがよくある
一定数必ず自分が嫌いな人はいます。それは仕方ないですが避けられる誤解によって不利益は被りたくない、そう思ってるなら本書を読む意味があります。
以上でおわりです。最後までお読みくださりありがとうございました。