【2022年読書レビュー】最幸の人生のつくり方

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

今回紹介する本

『最幸の人生のつくり方』です。

最幸という言葉、これ一般的な言葉ではありません。本書の中では次のように定義しています。

今が一番幸せ=最幸

ちなみに、「最幸」でググってみると他にも使っている方がいました。「『親友』は『心友』『真友』だ」っていうのと同じ感覚の言葉と言えそうです。


ひと昔よりも転職が異常ではなくなり、ユーチューバーやブロガーのような多種多様な働き方が広まっている現代においても依然として幸福だと思えていない方は一定数いらっしゃいます。

本書はそんな人に向けてこの「最幸」な人生=自由と責任を持って素直に人生を生きられるようになるための考え方、生き方をまとめた本です。

本書の構成
  • ヨケることの重要性
  • 最幸な生き方に至るためのTodoリスト

「逃げる」ではなく「ヨケる」

本書で言うと前半の話になります。

言葉は言い方一つで伝わり方が随分と変わります。だから言葉のチョイスって重要で、自分自身も難しい課題であると認識しています。

これに照らした結果、著者は「逃げる」ではなくて「ヨケる」という表現を使っています。イメージが全然違いますよね。少なくとも「逃げる」よりはネガティブな印象がなくなります。

本書ではこの「ヨケる」がキーワードで、「ヨケる」ことのメリットを5つ挙げています。

  • 悩む時間がなくなるー悩んでいる時間は無駄
  • 決断が早くなる
  • 体調が良くなるー嫌な場所、人をヨケているから
  • 自分のための時間とお金の使い方になる
  • 嫌いな人が少なくなる

自分は必ずしも悩むことが悪いことだとは思っていません。よく悩んで決断することで、後の結果に対して「あの時あれだけ考えたんだから」と言う拠り所になるからです。

しかし著者が言うことも一理あります。行動しないことには何も始まらないので。

ものは言いよう。いい方向に向かう表現を心がけたい

この本のいいと思ったところ

  1. 考え方の重要性がわかる
  2. 幸福な人生に行き着くための著者のノウハウを知れる

考え方と言うのはポジティブシンキング、ネガティブシンキングみたいな事実をどう捉えるかを指しています。

逃げるもヨケるも、ある環境から自分を離すことですが、逃げるはネガティブ、ヨケるは比較的前向き。

言い方一つでこうも見える景色が変わるのかと気付かされます。

本書の内容に関連して思ったこと

自分ができているかというと全くできていない言葉のチョイスの留意。

思考回路としてできるだけポジティブに、とは思っているものの意識的な言葉遣いまではできていないのが現状です。ただ著者がされた「逃げる」から「ヨケる」への言葉の置き換えというのはなかなかレベルが高いんじゃないかということで無理強いしてそうなろうとは思ってません。

言葉のチョイスとまでは行かずとも

「自分は必ず小金持ちになるんだ!」

とか

「いつか必ず東北にUターンするんだ!」

というようなやりたいことを自己暗示のように言い聞かせるのは自分がしたい、送りたい人生に近づくためにできるお手軽ノウハウかなと思います。

これと似たようなことは本書後半でも言及されていましたね。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方におすすめです。

最幸でも最高でも最好でも何でもいいと思います。自分にとっての「さいこう」な人生になるように生活の振り返り、見直し、してはどうでしょうか?

  • やりたいことができていない
  • 周りの環境が自分にとって理想とは程遠い

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