この記事のもくじ
今回紹介する本
『16%の人しか知らない幸せになる、健康資産』です。
幸せになるための条件としてあなたが欲しいものは何でしょうか?大概の人ならまず「お金」というでしょう。はたまた「家族とのひととき」とか「自由な時間」とか「好きな場所で暮らせること」とか上がるでしょうか。自分なんかはお金もさることながら
東北で暮らせること
が最上級の幸せを感じるための条件としてあげますね。
さて、何が欲しいかはこのように人それぞれな回答を期待しますが、みなさんが忘れがちなことがあります。それは健康であることです。ちょっと頭痛になった時、足を擦りむいてしばらく水が染みるのを我慢する時・・・そんな時に「普段がいかにありがたいことかわかるというものです。
聞いたことがある話かもしれませんが、お金持ちの人ほど求める資産が「健康」です。プレジデントウーマンの記事でもそのような言及があります。
本書ではそんなプライスレスな資産、健康資産を運用していくために必要な考え方と前提となる体の知識が手に入ります。数学で言うと細かい公式とか換算式の前に定義や公理が書いてあるようなもんです。
ていう例えでいいのかよくわかりませんが(多分よくない)
- 健康という資産を運用する
- 賢く運用するための3つの力
- 自分の判断基準を育てる
- 体の仕組みをマスターする
- 遺伝子から考える
- 遺伝子の働き方は変えられる
- 遺伝子に働きかけて健康になる
健康という資産を運用するための3つの力
まず健康というものが資産だと認識するところからがスタートです。スタートラインに立てた方が次に気にすべきことは以下の3つです。
- 健康に対する自分の判断基準
- 体の仕組みを理解すること
- 遺伝子から考える
どうでしょう、読んだとて3つとも実生活で意識できるか問題が発生しそうです。特に2つ目と3つ目。
確かに体の中で何が起こっているのかを理解して運動・睡眠・食事したりするのと「何となく健康に良さそう」と判断するのでは大違いですけど、どこまで理解したらいいのか一般庶民は判断に迷いますよね。医学部通うわけにもいかないし。
そして遺伝子。最近はヒトゲノムの解明も進んだからか個々人の遺伝子を調べて効果的な薬を絞り込むなんて動きもあるようですが、これから0から学ぶには敷居が高いように感じます。
普段から意識するなら1つ目くらいじゃないでしょうか。世の中に絶対解はないので医者が何といってようが最終的に自分が判断しないといけないフェーズがやってきます。例えば糖質制限orカロリー制限(脂質制限)の話なんて典型的な同じ医者なのに意見が真っ二つな話題です。そういうものに対しては「自分はどちらが腑に落ちるか」とか「どちらが納得感を持って受け入れられるか」といった軸を決めておく必要があります。
これはお金の話にしても、人生全体にしても一緒ですよね。自分で判断基準を決めて、他人の意見だけで決めかねる時はその基準に従って行動するということです。
あとがき
まえがきの通り、具体的な知識に踏み込んでいない本であることを差し引いてもちょっと読みづらかった、個人的には。
専門書の類の中で会話形式だと大事なこととそうじゃないことが尚のこと読みとりづらくなってしまうからです。読み終わった後に茂木健一郎さんが推薦していたことに初めて気づきましたが「これいうほど推薦できるかなぁ」と思います。
どうせフランクな感じになるなら図表を入れてくれればいいのにそれも全くないし。「じゃあこのブログはどないなんや!」って言われたら返す言葉はないんですけど、こっちはお金払って本を読んだわけですしレビューくらいは好きにさせてもらえればと。
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aぬはは