この記事のもくじ
スマホ脳を脱却したら次はこれ
『運動脳』を紹介します。
同じ著者の書籍「スマホ脳」は超ベストセラーです。本を普段読まない人でもバカの壁みたいな感じで知られているのではないだろうかと思います。「スマホ脳」ではいかにデジタルデバイスにつながっていることが脳みそにとってよろしくないか、そこから抜けるためにはどうしたらいいかということでマイナスな状態にならないための一冊だったと思います。
に対して本書は
- 運動はこんなに人間にとっていいことなんだ
- 効果を最大限に得るためにはこんな運動がいいんだ
という趣旨のもと書かれている本なので、随分と毛色が違います。運動はなんとなく健康にいいと思って、もしくは減量するためにやむなくやっている方もいるとは思いますが、本書を読んでもらえれば運動がもつ絶大な効果を知って運動せずにはいられないと思うことでしょう。
なお、類書としては「脳を鍛えるには運動しかない!」がありますが、これと書かれていることは大差ないかなというのが自分の所感です。
運動で得られる効果を最大限にするための運動の方法

運動をすれば身体能力が向上するのは当然として、ストレスに強くなるみたいな効果が本書ではつらつらと謳われているわけですが、その効果を得るためにすべき(もしくはその効果を最大化できる)運動の方法は異なります。
具体的には次のような組み合わせとなります。
- コルチゾールの制御、GABAの活発化(ストレス):ランニング、サイクリング
- ドーパミンの制御(集中力UP):朝にランニング
- BDNFの増加(うつ):インターバルトレーニング
誤解のなきようにですが、他の運動が全く効果がないわけではありません。程度の問題であり、どうせやるなら筋力トレーニングよりもランニングがいいよとかウォーキングよりもランニングがいいよという話なだけです。
特に、本書では全くもって解説、考慮されていませんが継続できる運動かどうかが非常に重要です。資産運用だって資産を最大化するならインデックス投資が高配当株投資より適当だというのは頭で分かっていても、キャッシュフローに魅力を感じて実践している人がいるように、運動だってやるのは人間ですからできないものが一番いいと言われたって困ります。
自分の経験で言えば、一時期毎日ランニングすると決めていながら続いたのはたかだか1ヶ月程度というザマですが、現在朝のウォーキングは2年以上継続できています。なぜと言われたら後者の方が難易度が低いからです。当然ですよね。
上の表を見るとウォーキングには効果がないような印象を与えるかもしれませんが、そんなことはありません。ウォーキングでもいいと書いてあります。となれば無理してランニングをせねばならない理由もないわけですから、あくまで自分ができる範囲もしくは雨が降ろうが雪が積もろうが継続できると思える方法で、まずは継続するのがいいと個人的には思います。