【2023年読書レビュー060】旅鉄60歳からのひとり旅 鉄道旅行術

今回紹介する本

『60歳からのひとり旅 鉄道旅行術』を紹介します。


本書は著者が同世代をターゲットにして書いたものです。まぁ、鉄道旅というのは往々にして時間がかかってしまうものなので現役世代むけに書いたところでしゃあないというのはあるかもしれませんが、同時に体力もいるのが鉄道旅の特徴です。

それ以前に「まるまる歳からの〜〜」というのは本来タイトルにあってもなくても一緒なのに購買層を狙い撃ちにするためかわざわざタイトルにつけている本は巷にたくさんあるのでタイトルってほんと大事だなぁと思います。

話が脱線してしまっておりますが、本書に書いてあるのは鉄道旅の良さ、お得に楽しく鉄道旅を楽しむための切符であったり、食べ物であったりの情報がまとめられております。風景写真もちょこちょこあるので、読んで楽しいし得もする。そんな1冊だと思います。

シニア向けの鉄道旅アドバイス

重ねていうようにある年齢にしか通用しないアドバイスとか理論ってないとは思うのですが、そんなことを言ってしまうと本書の趣旨をひっくり返すことになるので、趣旨にはちゃんと沿った範囲ということでシニア向けに紹介されている快適な鉄道旅にするためのアドバイスを一部引用します。

  • 長時間の乗車ならクロスシート(18切符でも言われるアドバイスです!)
  • 新幹線はチケットレスサービス
  • 乗り遅れても慌てず後続列車の自由席へ(場合によります)
  • 時刻表アプリと鉄道各社アプリで旅程と運行状況を確認
  • 飲料と非常食を用意しておく

最後のはみんな真似してもいいですね。最近は天候が理由での長期運休になるような事象もちょこちょこ起こっている中で「なんだかんだ日本の鉄道だから定時で運行するでしょ!」とたかを括るのは少々危険だと思います。

とか言って去年、東北新幹線が地震で不通で代替の交通手段がない状態で青函旅行に行った自分はなかなかぶっ飛んでますが、これからはこういう準備をするなり、場合によってはそういう時期(特に雨・台風関係なので6〜10月)は旅行をしないとか、キャンセルするつもりで計画しておくくらいじゃないといけないかもしれないですね、悲しい話ですけど。

シニア層で雇われ仕事をしていないならいいかもしれませんが、そうでないなら「旅行行ってたときのトラブルで1日余計に休みます」なんてことを許してくれる素晴らしい日経の企業はそうそうない(仕事第一みたいなもんですからね)ので。

快適な旅行というよりは旅行の道中の不測の事態で辛い思いをしないための備えという趣旨でやっとくといいかなと自分は思います。

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