この記事のもくじ
・仮想通貨は危ない、ギャンブルだと思っている方
はじめに
今回の質問と自分の回答はこちらです。
①暗号資産、仮想通貨と呼ばれるお金があることを知っていますか?
②暗号資産、仮想通貨と聞いてどんなイメージを持ちましたか?
①知ってます。
②何となく面白そうだと思いました。
毎日の生活で二者択一を迫られることがたくさんあると思います。
〇〇を食べるか食べないか、糖質制限にするか脂質制限にするか、お風呂に浸かるかシャワーだけにするか・・・。
もちろん全て0か100かということはなくて、実際にはどちらかに重みをつけ選択するのが常ですが、どちらか選べと言われたら選べないのが日本人じゃないかなと思っています。
そこで2つの選択肢があるときにどっちを選ぶかシリーズをやってみることにしました。
そこで今回は
・お金の話、特に資産運用にかかわる二者択一”暗号資産は資産としてありかなしか?”
についての考えを紹介します。
暗号資産とは?
まず、暗号資産じゃなくて仮想通貨なら聞いたことがあると言う方もいらっしゃるかもしれません。
どっちも同じなのですが、2020年の5月から金融庁では「仮想通貨」から「暗号資産」に呼び方を変えているので、今回のタイトルもそれに合わせて「暗号資産」としています(参照:金融庁 暗号資産関係)。
暗号資産とは「発行主体が存在しない」通貨のことです。
たとえば普段使っている日本円は日本の中央銀行である日本銀行が刷って日本政府がその価値を保証してくれているから物を買ったりサービスを受けた時の対価として相手に渡すことができます。
他にも電子マネーだと楽天ポイントなら楽天という会社が買い物に使えるよ、と保証してくれているので普段の買い物でもポイントを使って支払えるというわけ。
それでは暗号資産の場合はどうかというと、このような特定の保証人がいません。その暗号資産に価値があると思っている人全員で保証します。
一応暗号資産でも買い物をできるところはあって、その店舗や企業も暗号資産に価値があると思っている存在の1つといえます。
車メーカーのテスラ社がビットコインで車を購入できるようにしたというニュースを見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
つづいて、暗号資産のメリットデメリットを紹介します。
- メリット
- 資産の分散になる
- 長期的に価値が上がる期待
- ブロックチェーン技術を使ったセキュリティー体制
- デメリット
- 「マイニング」作業で消費する電力使用が環境負荷になる
- 実体が存在しない
- 決済手段として発達する見通しがない
メリット
暗号資産や仮想通貨なんて所詮データだよという意見もあろうかと思います。それは事実ですが、イコール価値がないとはなりません。
そもそも日本円やアメリカドルのような「法定通貨」なら絶対安心かといえばそんなことはありません。
例えば日本が破綻してしまったら、日本円は紙切れになります。
Tポイントや楽天ポイントだって、Tポイントの発行元であるCCC社や楽天が潰れてしまったらそのポイントはもう使えません。その点、暗号資産は持っている人みんなで価値を認め合うので誰も見向きしなくならない限りは価値が保証されます。
リスク分散の一つです。
そして、ビットコインなんかは当てはまりますが、新規で発行される通貨の量が減る=市場に出回る供給量が減るのでようにプログラムされているのでどんどん値上がりすると言われています。
供給が減ったら需要が減る、社会の教科書にも書いてある内容です。
デメリット
当初は決済手段としてある程度値段が安定する資産を目指していたようですが、ビットコインなんかは誕生して10年ほど経ちますが、下のチャートのご覧の通りで全くもって値段が安定していません。
一応、この値動きは金や銀のような資産にも見られる「S2F(Stock to Flow)モデル」に従っていると言われてはいますが、そのモデルでも長期的な値上がり傾向は変わらないと予想されています。
なので、決済手段としてというよりは電子版のゴールドやシルバーとして定着することになるんじゃないかと予想しています。
厳密な評価はできないのですがブロックチェーンと呼ばれる技術で取引記録を追加していく「マイニング」作業にはパソコンをフルスペックで動かさないといけないので
・電力の消費量が増加⇨電力需要が増加⇨再生エネルギーで賄えない分は石炭火力等で発電しないといけないので地球温暖化につながる
という主張もあります。
自分は〇〇派
結論
自分は暗号資産はありだと思う派です。
理由は2つ。
・リスク分散をしておきたい
・電子版の金という考え方が自分にはしっくりきていて、長期的な資産価値向上に期待しているから
「お前、地球に優しい生活として車持たないくせにマイニングの電力はOKなのかよ」とい意見をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
それは間違いではないと思いますが、自分からも反論を込めた疑問を並べたので考えてみて下さい。
・現金を作るための原料を確保するのに環境負荷は一切ありませんか?
・紙幣を印刷するために機械を動かしていることはわかっていますよね?
・今の銀行だって、ネットバンキングサービスが広まって電力需要は少なくとも上がる方向にシフトしていると思いますがどうでしょうか?
実際、暗号資産は持ってるの?
結局のところ保有しているのかといえば、持っています。10万円分にも満たないですが、一ヶ月ほど前からビットコイン₿を買いました。
結果論で行っても仕方ないですが、2015年くらいにはビットコインの存在を知っていたし、多少興味もあったので「もっと早くやっておけばよかった」と思うこともあります。
お金を増やすことを考えたら株式と違って雑所得扱いなのが難点ですね。
税制が変わって、株式と同じように20.315%の源泉徴収に変わってくれると嬉しい!
おわりに
暗号資産の種類や時価総額はどんどん増えていて、これからは存在感も増してくると思います。
その上で、暗号資産と付き合うのか今のうちからでも遅くないので考えてみてはいかがでしょうか?
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以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!