この記事のもくじ
・巷の温暖化対策に疑問を持たれている方
はじめに
今回の質問と自分の回答はこちらです。
カーボンニュートラルが何か知ってますか?
知ってます(じゃないとこの記事書けない笑)
ここ数年は毎年のように「○年に一度の大雨」や「○日連続猛暑日」などの異常気象に遭遇する機会が増えました。
そして、ここ1年ほどで地球温暖化を抑制すべく環境への関心が世界中で高まっています。その結果
・ESG(環境Environment、社会Society、企業統治Governance)投資
・SDGs(持続可能なSustainable、開発Development、目標Goals)
という言葉が広まっています。そこで今回紹介するのは次の2点です。
・日本で発表されたカーボンニュートラル政策の紹介
・個人的に思っている疑問点
カーボンニュートラルって何?
簡潔にいうと、
2050年までに温室効果ガスの実質排出量を0にしよう
というものです。
参照元:2050年カーボンニュートラルに伴う グリーン成長戦略
これだけざっくりすぎますよね。
CO2が発生する要因は発電時か発電時以外(車を走らせるのにガソリンや軽油を燃やすことで発生)の2つです。
それぞれに対しての方針は
・発電由来⇨炭素を使わない発電の割合を増やす。火力での発生分は回収・貯留技術を使って大気中に出さない
・発電以外⇨電動に変える、炭素以外の燃料を使う
このうえで溢れた分は、CO2を吸収してくれる森林を増やすとか、火力発電の話と被りますがCO2を回収貯留して大気中のCO2を減らすことでプラマイ0にしようという計画です。
15年ほど前にやっていた「チームマイナス6%」に比べると本気度が伝わってこないでしょうか?
チームマイナス6%の時は
「小さなことからコツコツと!」
「リデュース!ものを減らそう♪〜(中略)〜リデュースリユースリサイクル♪」
このcm2つしか覚えてないくらいフワッとした活動だったので。
カーボンニュートラルへの疑問点と個人的意見
この政策には有名どころでいうと次のような問題点や指摘がされています。
- リチウムイオン電池の製造や廃棄にもCO2排出するけど、トータルで見て本当にガソリン車よりEVのほうがいいの?
- 水素発電っていうけど、その水素を作るために電気使うなら最初からその電気で車とか動かせばいいじゃん
- 日本は諸外国と違って再生エネルギーが安定していないんだから単にガソリン車をなくせばいいってもんじゃない
まず、トータル得かどうかについては2020年12月19日号の「週刊東洋経済」でガソリン車とEVに差はないことが紹介されていました。
それが本当ならリチウムイオン電池を使うせいで、環境に悪いということはなくなります。
2つめ、3つ目の意見は同意です。
カーボンニュートラルが目的なのにガソリン車を廃止するとか水素を使うことが目的になっているように見えてしまいます。
個人的な疑問点
資料を見て思ったことは
なんで使うエネルギーの総量を減らさない前提なのか
地球でCO2濃度が増加して気温が上がることは人間でいうカロリーと体重の話に重ねて考えてみます。
・人間:生きるために栄養、燃料が必要⇨その結果カロリーを摂取⇨取りすぎると体重増加
・地球上の人間の活動:ものを動かすのにエネルギーが必要⇨その結果CO2も排出⇨出しすぎると気温上昇
みなさんは体重が増えてしまったらどうしますか?
・摂取カロリーを減らす⇨①活動量を減らして少ないカロリーで生きられるようにする②少ないカロリーで栄養はちゃんと取れる食べ物に変える
・消費カロリーを増やす⇨運動する、食べてすぐ寝ない
こんな感じで体脂肪を減らそうとしますよね。
これに当てはめるとカーボンニュートラルでしようとしていることは摂取カロリー=排出CO2の削減であることはわかります。
問題は排出CO2を減らすために
・少ないエネルギーだけ使う暮らしに変える(カロリーの話の①と一緒)
・よりCO2を出さない方法でエネルギーを供給する(カロリーの話の②と一緒)
大きく2つの方法があるのに、②にしか注目していません。
絶対に達成しないといけないなら両方の観点でアプローチが必要だと思うのですが、自分だけでしょうか?
個人的な提案
とりあえず無理して電気自動車に替えるくらいなら、車自体の使用や購入を制限させれば?
以上です。
例えば
・都市部ではマイカー通勤を禁止orマイカー通勤を希望する社員への交通費補助をしない
特に地方こそ、テレワークを積極導入して通勤頻度を減らす(さすがに車全く使わないは無理だと思うので)
・公共交通機関を利用した旅行に対してインセンティブを付与
・スーパーマーケットでは自転車、徒歩で来店のお客さんに対して割引や荷物が多い場合の配送サービスを提供
・ゴルフ場が最寄駅、バス停までの送迎サービス
一個人の勝手な意見ですし、おそらく自動車業界から大きく反発があるはずなので実現はしないでしょうが、これくらいでないと、ただの建前の活動で終わるんじゃないかと危惧しています。
おわりに
今回はかなり極端な主張をしましたが、それくらい最近の気候が異常だと思っています。
ここまで徹底しろというつもりはありませんが、一個人としてはチームマイナス6%の時の
「小さなことからコツコツと」
をモットーに環境に配慮した生活を続けるつもりですし、これを読んでいる方にも心がけてもらえたらと思います。
****
以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!