手話、点字の勉強を始めてから気づいたこと

この記事はこんな方向け
・日本語以外の言語習得に興味がある方
・なんとなく手話、点字を勉強してみたいけどハードル高そうと思っている方

はじめに

今回の質問と自分の回答はこちらです。

①日本語以外の言語を勉強して気づいたことはありますか?

日本語って超便利!。

情報通信研究機構によると2016年時点での聴覚・言語障害者数は34.1万人、視覚障害者数は31.2万人いらっしゃいます。
日本の総人口は2016年時点では1億2693万3千人なので、だいたい1000人に6人が聴覚・言語・視覚障害を抱えていることになります(出典:統計局ホームページ)。それだけ身近にいらっしゃるし、自分がそうなってもおかしくないですよね。

これを読んでくださっている方の中は「まさか自分がそうなることはないだろう」と思っている方が大半でしょうが、自分は色々考えて手話や点字をかじる程度ながら勉強しています。

そこで今回は、
・自分が手話や点字を勉強している理由
・手話や点字を勉強して気づいたこと
について紹介します。

手話や点字を勉強している理由

大大大前提!手話や点字の定義

いずれもスーパー大辞林からの引用です。

手話・・・聴覚障害者の言語。手や指の動きを中心として,頭,表情,口,上体などの動きによって表現
点字・・・盲人が指先の触覚により読解する記号文字。縦三点横二列の六点の凸状の点の組み合わせによる64種の記号を基本として,アルファベット・数字などを表す

点字も手話も海外と使日本で使われているものは異なるので世界共通!とはいきません。ちょっと残念。

ここまで言われてまだ分からん!という方のために点字の一例を出しておきます(出典:全視情協)。
ひらがな50音についてはア行をベースに決まっているので割と覚えやすいかも。

手話や点字を勉強している理由

自分はありがたいことに、今のところは生活に支障が出るような障害を抱えることなく生きられています。
じゃあなんでわざわざ点字や手話を勉強しているのか?理由はこちらの通りです。

  • 自分も生活で必要になるかもしれないから
  • 手話や点字を使っている方ともコミュニケーションをとりたい
  • 誰も勉強しなさそうだから

・自分も生活で必要になるかもしれないから

いま健康だから、今後も大丈夫なんて保証はない。投資も同じです。
たとえば点字の場合、見えなくなってから指の感覚だけを頼りにまさに習うより慣れろで覚えろって言われても正直きつい。

それなら万一に備えて今から勉強しといて損はないのでは?と思ったのです。

・手話や点字を使っている方ともコミュニケーションをとりたい

英語を勉強するのは英語を喋れる人と話せるようになりたいからですよね?それと同じで手話や点字を覚えれば、それをメインに使っている方とコミュニケーションが取れます。

もしかしたら道を尋ねた方、気の合う人は手話でないと話せない方かもしれません。
オレンジデイズの影響受けすぎでしょうか笑。

・誰も勉強しなさそうだから

みんなと同じことを勉強するのってあんまり面白くありません。
自分が知らない話をしてくれる友達のほうが「こいつ色々知ってるな」って思うし、みんなで同じことばっかり話してても何の実りもありません

まさか日本語の次は手話点字だよね!と思って勉強している人が多数派なはずもないので、じゃあやってやろうという面もあります。

手話や点字を勉強して気づいたこと

まだまだかじるレベルの勉強しかしていませんが、始めて気づいたことがいくつかあります。

  • 日本語って実に都合のいい言葉
  • 案外点字が使われている場所は少ない
  • 手話は滑らか日本語ではない

・日本語って実に都合のいい言葉

そりゃ自分の母国語だから当然でしょ!って思われそうですが、日本語はオノマトペと呼ばれる擬音語とか
・あなた
・貴様
・お前
などといった第二人称の呼び方の種類など、ボキャブラが豊富にあります。英語ならyouの一択です。
当然手話については直接的に表現できるはずもないので(身振り手振りで何とか使い分けって感じです)、日本語っていい言語だなと実感します。

・案外点字が使われている場所は少ない

悲しいかな、身近で点字が使われているとしたら押しボタン信号機やエレベーターなどごく一部です。
しかもそういうのを見つけて思うのですが、
・健常者・・・どこに点字が刻まれているかわかる
・視覚障害者・・・どこに点字が打たれているかも分からない
ので、そもそも街中で点字表記が存在する意味はあるんだろうかと思いました。

たま〜に人が近づいたら音声が出る装置とかありますが、そんな感じで信号に人が近づいたら音声案内を出すみたいな機構の方がよっぽど親切なんじゃないかと感じました。

点字を使った唯一の経験
冗談抜きで自分が点字を使ったのはポケモンでした。レジロックとかレジアイスを呼び出すかなんかするのに点字が読めないといけないという画期的な設定を思い出します。

・手話は滑らか日本語ではない

勉強する前はてっきり口で話す日本語と同じような感じで使えることばだと思っていましたが現実は違いました。
例えば、「私は明日飛行機で東京へ行きます」を手話で表現するとこうなります。
私+明日+飛行機に乗る+東京へ

要は単語やフレーズの繋ぎ合わせで文章にしているので、口で話すような日本語として理解するにはワンクッション必要です。
こればっかりは手話を使いこなせるぐらいでないとできないんだろうなと感じます。

流石に喋らずに意思を伝えようとする分、ハードルが上がるのは仕方ないのかも。

おわりに

いざやってみると手話も点字も覚えるのが大変です・・・。
資格・聴覚障害の方はこれを身につけてコミュニケーションを取ったり、情報を取得したりされているのだと思うと尊敬します。

勉強は大変ですが、全く新しいことを学ぶのはとても楽しいことです。
別に手話でも点字でなくてもいいですが、これを機に今まで全く学んだこともないことを勉強してみようという気持ちが生まれてくれれば嬉しいです。

一緒に新しい学びをがんばりましょう!

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以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!

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