この記事のもくじ
まえがき
ものが欲しいとき、何を考えますか?
例えばスマホが欲しい、冷蔵庫が欲しい、洋服が欲しいとなったとき、そのためにどんなお金を用意するでしょうか?人によっては自分がFIREプランを組む上で
- 何を
- 何年に1回購入しないといけなくて
- 1回あたりの購入費用が必要
かを予め予測して毎年の家計簿の中で不定期な出費に備えた積立をしている方もいらっしゃるかと思います。
が、お金のことを考えたときに本当に見込んでおく項目はこれでいいんでしょうか?ーーというのがこの記事のテーマです。物を買うとき、サービスを利用するときには購入するときのことだけでなくて「ゆりかごから墓場まで」を意識してはどうか、が自分の意見です。
参考〜正しい「ゆりかごから墓場まで」の意味
この記事では「ゆりかごから墓場まで」を例え言葉的に使っているわけですが、せっかくなので正式な意味を押さえておきましょう。
これ、元々は行き届いた社会保障を表す言葉で、イギリスの社会保障におけるスローガンになっていました。ゆりかごは誕生したて、墓場は文字通り死ぬまでってことです。英語ではfrom the cradle to the graveです。
買い物における「ゆりかごから墓場まで」って何のこと?
結論、自分が物を買う際に考えておいた方がいいと思っているのが
- ゆりかご=物を買うとき
- ゆりかごから墓場の間=物を使う、維持する、管理するとき
- 墓場=物を捨てる、手放すとき
この3つそれぞれです。
ゆりかご=購入
まさかこれが抜けてましたって方はいないですよね。買い物するんですから。
ここにいかに安くするか、ないしはポイント還元などで実質負担を減らすかに心血を注いでいることでしょう。
ゆりかごと墓場の間=維持管理
1つ目、おそらく抜けてるであろう項目がこれです。サブスクやサービスなど無形のものを買ったならば生じませんがすがたかたちがある物なら買った後もお金はかかります。例えば
- スマホなどのガジェット類⇨バッテリーの交換、画面を割った際の修理
- 洋服⇨クリーニング代
- 革靴⇨手入れをするための道具
- コンタクトレンズ⇨処方してもらうための診療代
どれも実際かかりますよね?でもわざわざ家計管理をするときに織り込んでいる方いるでしょうか?自分は入れてませんでした(汗)。強いて言うなら購入予算といいつつちょっと高めに費用を見込むことで修理や後述する処分費用を賄うつもりではいます。
墓場=処分・廃却
最後はこれ。物を捨てるのにタダで済む、なんてことは基本ありません。市町村によっては粗大ゴミの処分にお金はかからないそうですが
- 大きな家具⇨粗大ゴミを処分するための費用
- 冷蔵庫や洗濯機など「家電リサイクル法」の対象機器⇨専門業者に回収来てもらうor自分で捨てにいく費用
- サービス⇨解約料
これらの費用はかかることもある、というのが正確ですが、でも0ではありません。「イヤイヤ、家電は新しいのを買ったら引き取ってくれるよ」との意見に対しては
タダで捨てるために新しいものを買うんですか?
と問いたいです。どうしても必要で新しいのを買うときにたまたま手持ちの分を処理してもらえた、というのが望ましい状態です。
ここに対しての自分の対策は以下の通りです。
- そもそも多くの物を持たない
- 物を買うときは「自分でハンドリングできるかどうか」を目安にする
一例として自分は4KモニターをMac miniを導入するために買いました。通常モニターというと21インチとか27インチが推奨されますが自分が買ったのは15インチです。その理由も上記のまんまです。
このサイズだと自分が住んでいる市町村では回収ボックスに入れられるので処分費用がかかりませんし持ち運びも比較的容易にできるからです。以前32インチのテレビを処分したときに6000円ほどの回収費用がかかったことを受けて「捨てるのに金を払うなんて馬鹿馬鹿しい」と思い、少ないものでくらそうという意思を新たにしました。
あとがき
お金を使わないことが目的ではない、けど
物を買ったりサービスを利用したりするのには目的が必ずあります。洗濯機は家事の時間を減らすことに貢献し、冷蔵庫は食べ物を冷蔵保存できるようになることで買い物に頻繁に行かなくてもいいようになることに貢献してくれます。
無駄なお金を使わない、と言う目的を達成するために生活を良くしてくれるものにそもそもお金を投じないのは本末転倒感が拭えませんがかといって湯水のごとくお金が出ていくような生活も考えもの。
物を買うとき、サービスを利用するときには入口でお金を払う以外にもお金を払うことになるかもしれないという思いで品定めをすると賢い買い物につながったり身の丈にあった商品選びにつながると思います。