200万円で豊かに暮らす、が燃えている件

発端はとあるツイート

これを書いているのは6月20日。休憩中にYahoo!のリアルタイム検索を見ているとタイトルに関わる呟きがにぎやかになっていました。

この結果、Yahoo!のリアルタイム検索でも急激な伸びを確認できます。

一連のツイートではこんな意見がよく見受けられました。


「年収200万円で豊かに暮らせるわけがない

「独身ならなんとかなるかもしれないけど子供は無理」

「年収が500万円とか1000万円ある人が200万円で暮らすのと、年収200万円の人が200万円で暮らすのは別物」

「この本に携わった人の中に年収200万円はいないだろ」


元ツイートでも「色々な地獄を見た、これを見た時。」とおっしゃってるくらいですから肯定的には受け取ってなさそうなのは自明です。

このツイートと反応への疑問

みなさんはこのツイートなり他人の反応を見てどう思われたでしょうか。おおよそ同じような意見でしょうか。自分はこの一連のツイートを見ながらこんなことを考えていました。

ツイート主、ちゃんと中身読んだのか問題

ツイートは本というか厳密には雑誌なんでしょうけど、そのタイトルに対してのものであることしかわかりません。中身を見ていない可能性も大いにあります。

良くも悪くもタイトルで釣るのは常套手段になりがち。なのでタイトルだけ見て「日本はおかしい」とか「年収200万円で暮らせるわけないだろ」みたいな意見はどうかと。ちゃんと資料あるのに新聞やネットニュースの「老後資金は2000万円不足」を見て政府に対して否定的な意見を言うのと同じくらいレベルが低いなって思います。

別に著者が年収200万円をよしとしていることにはならない

元ツイートでは何もありませんでしたが波及先のツイートでは「こんなことを書くから低年収のままでもいいみたいな風潮になるんだろ」っていうのも見受けましたが、タイトルをこうしたからって著者が低年収歓迎しているとはならないでしょう。無理がすぎます。

タイトル見ただけじゃどう考えたって著者の背景を理解できるわけがありません。なのにそうだと決めつけてこの書物が悪いみたいに言うのはもはや営業妨害ですらあるのでは・・・と思います。

他にも年収100万円で緩く生きるとか生活費60万円のミニマルライフ的な本だってあるのになぜこの本だけ批判されなければならないのか、不憫でならんです。

物申すなら見出しだけじゃなくて内容も読んだらどうか?

かくいう自分は買って読めているわけではないのでこの書物に対していい悪いという判断は当然しませんしする資格もありません。

年収200万円がいいかどうかだって人によります。「豊かにって言うけど200万円じゃ遊べないから豊かじゃない」とか「都会で暮らせない」と言う意見がありましたが、それはその人個人の価値観で見た時の「豊か」の定義がそうなだけであって、少なくとも自分の場合は豊かの条件には入ってません。むしろ都会じゃないことの方が条件かもしれません。

・・・

ってな感じで人によるんですから自分の価値観を押し付けて豊かとはなんぞやとか年収200万円がどうとか言わない方がいいのに・・・と思います。

ニュースや情報に触れるときは表面の情報だけで判断してはいけないと言うのを改めて学んだ事例でした。

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