この記事のもくじ
10月21日の共同通信で報道されていたものです。Yahooのトップニュースにもなってたのでご存じの方も多いと思います。
文科省のより生協の方で確認する大学生の現状
この情報元は文部科学省が主体となって実施している「全国学生調査」です。文部科学省 全国学生調査から調査結果を見ることができますがレイアウトおかしくて見づらかったし(↓こんな感じ)、今回が2回目の、しかも試行実施ということで過去からの推移がさっぱりわからないので大学生に関する現状は全国大学生活共同組合連合会の方が充実してました。
以下、第57回全国学生生活実態調査 概要報告からの引用です。経済状況については自宅生ではなく下宿生を対象にしたデータ群で見ています。
収入
2011年と2021年で比較するとおおよそ5,000円の増加です。アルバイト代が8,000円、仕送りが2,000円の増加で奨学金が5,000円の減少です。
支出
収入と同様に2011年対比で増加です。携帯料金が1,000円強減少、大きく減少したのは教育娯楽となぜか貯金・繰越でした。
自分自身が学生時代に生活自体は月10万円でしつつ、それとは別に貯金をしといていうことじゃないんですけど、学生時代はある程度使い道は見極めて貯金以外の投資をして欲しいところではあります・
人的資本でも、金融資本でもいいんですけどね、とにかく価値が見掛け上変わらないものとして放置しないで欲しいし放置しなきゃよかったという反省でもあります。
これだけで並べると貯金するためにバイトを増やしたという構図になっててただただ悲しい・・・。お金を使う体力のある世代に貯金しないといけないと思わせる政府の罪は重いと思います。
サークル加入状況
2019年は68.1%、2020年は56.9%、2021年は59.9%とコロナ前には戻ってない感じです。今回ニュースで上がっていた数字とは合いませんけど母集団が違うので「まぁここら辺か」という肌感覚を持つ数字として認識したらいいかなと思います。
ある程度能力のある学生には生活に集中できる土台を・・・
サークルはあくまで自分がやりたいことを実現するための一つの手段にすぎません。これがチームスポーツをやりたいみたいな制約があると別ですが、必ずサークルじゃないとできないことって基本的にはないのでサークルの参加率が低下しているから人間関係が希薄になるとか学生生活が充実しないとはなり得ません。
ただ、お金がないから・・・とか、楽しみを見出せないみたいな後ろ向きな理由でもしも減少しているならそれは問題です。本当にやりたいことなら働き出してから社会人サークルに入ればいいなんていうのは簡単ですが働いたところで相応の金銭的余裕と何より時間がないと実現できません。
せめて時間だけでもある学生生活のうちに興味があることはとりあえずやってみる、とした方が働き出して学生時代よりももっと大きなお金を動かせるようになった時に自分の中で真に価値のあるお金の使い方ができるようになりますし試せることはどんどん試して欲しいです。その意味で自分は学生時代にしょうもない洋服にお金をかける経験をしたおかげで今浪費しないで済んでます、やすい勉強代ですね。
その経験のために少々のアルバイトをする、もっというと学外の人間関係を求めてアルバイトをするっていうならいいんですけど、生活目的でアルバイトをして学費を払うってわけがわかりません。
高齢者優遇するくらいなら将来のある世代にどんどん投資してほしいと思う今日この頃です。耳タコで言ってますけど、とりあえず収入関係なく高齢者も3割負担にするか健康保険料上げて欲しいです、以上です。