【2022年読書レビュー】一週間快適に働ける週末の睡眠マネジメント

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

今回紹介する本

『一週間快適に働ける週末の睡眠マネジメント』です。

睡眠は食事、運動と並んで健康を保つための三大栄養素みたいなもんで、巷ではたくさんの睡眠に関する本が並んでますよね。自分も過去に睡眠が絡む本はいくつも読んできました。

その上で自分がこの本を読んだのはタイトルが「週末の」睡眠マネジメントであったことです。

「週末だろうが平日だろうがいい睡眠のためにやることは一緒でしょ」そう思っていた自分にとっては読んでいく中でガッテンと思うことがいくつかありました。

この本の目的と著者が読者に期待していること

  • この本の目的➡︎月曜日を気持ちよく過ごすためのノウハウを伝授すること
  • 読者へのお願い・期待➡︎良いなと思ったことは実践する

タイトルと結びつくように著者は月曜日にフォーカスしています。その理由は通して読んで貰えばバッチリ理解できます。

本書は大きな章の構成はなく、おおよそ次のような区分けで書かれています。

本書の構成
  • 良い睡眠がいかにパフォーマンスに影響を与えるか
  • 土曜日にすべきこと
  • 日曜日にすべきこと
  • 月曜日にすべきこと

いい月曜日を迎えるための日曜日の過ごし方

月曜日を基準としてそこに近い土曜日、日曜日、そして月曜日をどう過ごすべきかに本書はページが割かれています。特に日曜日については一部タイムスケジュール化して「◯時までに□□をする」と細かく決められてます。

もちろん、全て出してしまうとネタバレになってしまいますので、ここではその一部だけ、それも行動だけ紹介させてもらいます。著者がおっしゃるようにその気になれば簡単に実践できるものばかりです。

  • 会社に行く日と同じように起きる
  • 用事は日中のうちに済ませる
  • 月曜日の会社の準備をあらかじめしておく

いかがでしょうか?自分が元から実践していたのは1点目と3点目です。朝はいつも通り起きて、夜のうちにワイシャツや社用携帯の充電などを済ませてしまいます。

見方によっては「もう仕事モードだぁ」と思う方もいるかもしれませんが、月曜日への助走と捉えると肝心の月曜日の朝が気楽になるのでおすすめです。

ただ、用事は早めに済ませるというのは思ってもみませんでした。旅行でも行かない限り夜にまたがって何かをすることは基本ないのですが、睡眠を基準に考えると、確かに予定が入っていることはそれの後ろ倒しなどによって睡眠が影響を受けてしまう可能性があるわけで。

自分は「せっかくの休日なのに月曜の仕事をゴールに土日の過ごし方を決めるってどうなの」とも思うのですが、残念ながら現実問題として月曜に会社へは行かないといけないので、著者はそれを前提として書かれたのでしょう。

週の始まりは月曜ではなくて日曜

この本でわかること

  1. 広義の「いい睡眠」を得るためのテクニック
  2. サザエさん症候群にならないための心の持ちよう

どの睡眠本でも紹介されているような「カフェインは遅くに摂取しない」とか「スマホは寝る場所に近づけない」といったありきたりな内容も網羅はされていますが、それ以上に月曜という誰もが憂鬱になる曜日に注目した行動の提案は他の本にはないユニークなポイントです。

本書の内容に関連して思ったこと

たまたま、この本を読んだのは土曜〜日曜だったのですがこの章のタイトルにもした「週の始まりを日曜日と捉えて生活する」という著者の考え方がすごく新鮮に感じられて読んだその日から試していました。

確かに、カレンダーで見ても一番左は日曜日なんですよね。月曜を始まりだと思うから日曜日が最後の日➡︎ネガティブなイメージになってしまう。

早速「今日が週の初めの1日だ」と思いながら過ごした感想としては、かなり効果ありそうです。たかが気持ちの持ちようだと思われるレベル感の話ですが、病は気からなんていうように、要はどう捉えるかで目の前のことって全然違う風に映るんだなと。

と、全く睡眠に関わらない話ですが、自分にとっては大きな学びだったので紹介させてもらいました。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中10点です。

この本は次のような方におすすめです。月曜日が憂鬱で悩んでいる方は非常に多いことでしょう。つまり、本書を読めば今よりプラスな状態になれる人も多いってことです。

他の新書とかと比べると買い求めやすい値段ですし、今年読んだ本の中では割と強くお勧めできる本でした。

  • 月曜日が憂鬱
  • 前向きに一週間を過ごせるようになりたい

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