聞いたらいけない人の意見は「べき論」

この記事はこんな方向け
・ついつい人の意見を丸呑みしてしまう方
・自分の思いに沿って行動できていない方

はじめに

今回の質問と自分の回答はこちらです。

自分で行動を判断するときに重視することは何ですか?

まずはどうしたいか。

毎日生きているとさも常識かのように言われることを気にはしないでしょうか。

「いい高校、いい大学、いい会社に入って結婚して子供を育てて家を建てて定年まで働くのがいい人生だ」
「若いうちは貯金なんかしないでお金を全て使うべきだ」

なのでこれと外れた行動をするのは無意識に避けてしまいがちです。自分はなりがちです。
が、自分で「いい人生だった!」と思うためには必ずしもこれに沿って行動するのは正解ではないと思っています。

そこで今回は、
・そもそも「べき論」ってなに?
・自分の行動を決めるときに「べき論」よりも重視したほうがいいと思うこと
について紹介します。

「べき論」とは?

「べき論」って言葉、自分は会社で働き始めてから知りました。みなさんはご存知でしょうか?

これ、ちゃんと辞書にある言葉でして”原理や理想を重視する論調(「こうあるべき」と断定的に押しつけることから「べき論」と呼ぶ)”です。

それでは具体的なべき論って何があるか考えてみます。

  • 就職したら一つの会社で最後まで働くべき。転職は悪いこと
  • いい大学に入れるように遊びよりも勉強を重視すべき
  • お金儲けをしようとすることはよくないことだ。慎ましく生活すべき
  • 1日3食きちんと食事すべき。朝ごはんを食べないと脳が働かない

どうでしょうか、これまで生きてきて一回は聞いたことがあるような言い伝えではないですか?

「べき論」より重視すべきこと

「べき論」を聞くのは良くない理由

結論に入る前になぜ他人が言っている「べき論」に従うのがよくないと思っているかの理由を紹介します。

  • 「べき論」≠万人の正解
  • 場合によっては一個人の意見に過ぎない
  • ただの押し付け

・「べき論」≠万人の正解

健康にかかわる話なんかはまさにそうですが、1日3食が向いている場合もあれば1日1食がちょうどいいなんて方もいます。何が正解は本来人それぞれです。

それをさもこれが最適解だと言わんばかりに語られるべき論は参考にしても碌な結果にならないと思います。その意味ではこの記事の主張である「べき論は聞いてはいけない」だって万人に当てはまるとはいえません。あくまでこれまでの経験などなどからそう思っているだけということです。

・場合によっては一個人の意見に過ぎない

自分は2つのべき論があると思っています。1つは論文などの調査データに基づくべき論、もう一つはデータも何もない単なる一個人の意見として発せられてるべき論です。

前者ならまだマシ(それでも押し付けてくれなくて結構)なんですが、後者は某2ch創設人のひろゆきさんが言うところの「それってあなたの感想ですよね」がピッタリな事例です。

べき論と思いきやただの他人の意見、それを基準に決断をするのは自分にはあり得ません、


・ただの押し付け

べき論の意味のまんまですが、べき論を言っている人はその姿勢すら押し付けがましい傾向があると思います。
「就職先は公務員が安泰!異論は認めない!」という具合です。

本当にいいはなしなら押し付けられなくても参考にしたくなるものなので、押し付けないとだめなんだったらあんまり参考にはならないなと判断します。

誤解しないで欲しいこと
「人にあったら挨拶すべき」「ありがとうやごめんなさいはきちんと言うべき」のようなマナーや人としての礼儀にかかわるものは無視しないで守るべきだと思います。これを無視するのはリスクが大き過ぎます。

「べき論」より大事にすべきこと

ようやくこの記事の結論です。べき論よりも「自分はどうしたいか」を重視しましょう。

誰でも基本的には食べたいものを食べて、みたいものを見て、行きたいところに行っているはずです。
であればもっと広い意味でどうお金を使うか?とかどこに住むか?とかどこで働くか?も自分がどうしたいかで考えても何の問題もありません。

少なくとも経済的に自立していることは最低限の責任として果たした上でですが。

たま〜に「結婚したらお小遣いが・・・」とか「公務員のほうが安定していると言われたのに激務」みたいな話を聞きますが、それは自分で決めたんだから文句を言われても・・・というのが自分の意見です。

自分で起こしていることは全て自分で蒔いた種から発生しているので、自分の場合は何か不満があっても他人には言わないように心がけています。

「決めたのは自分、それに対して責任を持つのも自分」。リベ大の両学長がおっしゃっているところで言う原因自分論ですね。

おわりに

以上の話は他人から言われるべき論を前提として進めてきましたが、自分自身に対してべき論を負うのもなるべく避けて欲しいしそうしています。

自分で厳しい目標やこうあるべきという理想像を勝手に設定して精神的に辛い状況になっている方がいますが、それは目標が全て、目標を達成してしまったら終わりぐらいに考えてしまうからだと思います。

目標を設定するにもフワッとしていて実害はないですし、ゆるーく何がしたいかなと考えて一つ一つ行動を決めることをおすすめします。

****

以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA