この記事のもくじ
・お金を使うことに罪悪感を感じる方
はじめに
今回の質問と自分の回答はこちらです。
お金を使うことに罪悪感を感じたことはありますか?
今も感じます。
お金を使った後に「このお金貯金しておけばよかった。無駄遣いだった。」という経験をしたことは誰しも1度はあるでしょう。ですから普通お金の話をするなら「いかに無駄遣いをしないようにするか」を知りたい方のほうが多いはずです。
そのような方からしたら信じられないかもしれませんが、正反対にお金を使うのが嫌だ!という方も一定数いらっしゃいます。はい、自分がそうです。具体的には自分の楽しみにお金を使おうとしているのに、そのタイミングになって「やっぱりこのお金使うのもったいないな」となって生活費以外にお金が使えない状態になってしまうのです。
こういうのを巷では「お金使えない症候群」なんて呼ばれてるようです。お金を使わないのは一見いいように思いますが、人生の質を考えるとかえってマイナスです。そこで今回は
・お金使えない症候群の一人として損したと思うこと
・自分なりにどう対処しているか
を紹介します。
お金使えない症候群の特徴
これは自分の場合の意見です。参考程度で。
- 自分に対してお金を使うのに躊躇する
- 本当はやりたいことも我慢しがち
- 楽しいはずのことにお金を使っても満足感がない
自分に対してお金を使うのに躊躇する
これは自分の場合ですが、母の日ギフトやご祝儀など他人に使うお金は全然躊躇なく払える一方で自分に使うお金は金額の多い少ないにかかわらず出費が惜しいと感じます。これは性格的な問題で「自分にお金を使う=甘え」みたいな心理になりがちなのもありますし、他人に使った場合の満足感>自分に使った場合の満足感と感じるからというのもあります。
本当はやりたいことも我慢しがち
日本全国の旅行、好きなアーティストのライブに行く。こんな風にやりたいことは誰しもあると思います。お金使えない症候群になってしまうと、このようなやりたいことに対してですらやりたいことで得られる満足感と節約できたはずの金額を比較してしまいます。
特に資産運用をしている方は共感できると思いますが、「もしそのお金を使わずに投資していたら毎年いくらのリターンがあっただろうか」こう考えがちです。
例えば100万円の買い物をしてしまうと「あぁ〜。このお金を年3%の配当金がもらえる資産に投資していたら、毎年3万円もらえたのに」こんな具合に。
楽しいはずのことにお金を使っても満足感がない
そんなわけで、旅行や遊びにお金を使っても、あんまり楽しくありません。貯金を頑張っている方のなかには預金残高が増えていくのを見るのが好きという方がいると聞きますが、そういうモチベーションがあるとこの傾向は強くなるように思います。
お金使えない症候群の悪影響
「お金使えないなんて贅沢な悩みを」と思われるかもしれませんが、人生の満足度をあげようと思うなら、浪費癖でお金がたまらない人と同レベルで致命的な欠陥だと思います。ということで具体的にどうまずいのかあげてみました。
- 無料でできることに縛られて毎日がルーティン化
- 必要な人脈まで離れていくリスク
- 無意識にストレスが溜まって出費のリバウンドが起こる
無料でできることに縛られて毎日がルーティン化
悲しいかな楽しいことをしようと思ったらそれ相応のお金がかかります。無料でできることだけしようとすると、できることは間違いなく減るのですぐに行き詰まります。自分の場合だとYouTubeとネットサーフィンと散歩だけ、といった具合です。
必要な人脈まで離れていくリスク
お酒にお金を注ぎ込むなんてもったいないから友達との飲み会は行かない、そんな自分みたいな方は一定数いらっしゃると思います。何でもかんでも飲みに行って無駄遣いするのはよろしくありませんが、全く行かないとどうなるかというと、お金を節約できる代わりに人との繋がりは失います。
自分はもともと一人行動が好きなので気になりませんが、本当は友達と遊ぶ、関わるのが好きという方にとっては「お金はたまったけど、誰も遊んでくれなくなった・・・」なんてことになったら悲しいですよね。
無意識にストレスが溜まって出費のリバウンドが起こる
お金使えない症候群の度合いが強ければ、こうはならないと思いますが、中途半端な我慢癖の方だと「たまにはいっか」といってしょうもないものにお金を使いがちです。そして1年とか振り返った時に「累計したら1万円だ。これなら我慢したライブいけたわ」なんてこともありえます。
自分の場合だとスーパーで余計な食べ物を買ってしまうことです。貯蓄率目標はちゃんと守れているのですが、金額に直すと「旅行いけたわ」ということはあります。
お金使えない症候群の対処法
それでは、自分の場合の対処法を紹介します。
- 貯蓄の上限を設ける
- 可能な場合は先払い
- お金を使った後のワクワク感だけ考える
貯金の上限を設ける
事前に年間貯金の最大額は100万円か手取り収入の50%までしかしないなどとルールを決めておくのです。そのうえでボーナスや残業代のおかげで収入が見込んでいたより50万円ほど思ったより入ったとしても全額貯金したくなるところなのですがそうはせずに次のように振り分けるわけです。
・最大40万円:貯金や投資に使う
・残りの10万円:お金があったらしたいと思っていたことに使う
目標を決めてそれさえ達成できるというなら多少は安心感があるので、使うことが躊躇しづらくなります。そこへきて「でもやっぱり貯金の目標を変えたい・・・」と思うなら重症かも。
可能な場合は先払い
お金が使えない原因の1つに使うタイミングが近づくとお金が減ることへのマイナス感情が強くなることがあります。ならば先払いしちゃいましょう!パッと思いつくのは旅行とかコンサートの類ですが行きたいと思ったときにすぐ予約をして決済してしまうのです。旅行日が近づいてきて仮にお金が惜しくなろうともキャンセル料を発生させてまでお金を取り戻したいと思いますか?自分は思わないです。
付随して1つメリットがあります。事前に払ってしまうことで旅行期間中に払うお金を削ることができます。もしホテルで朝夕の食事付きプランを取ったなら食費もかからなくなるので旅行先での出費は無きに等しいです。そしたら旅行中はお金を払っている感覚がないので(すでに払ってしまってるから)、旅行に罪悪感を感じるタイミングをなくせます。
お金を使った後のワクワク感だけ考える
お金を使えない人はお金を使うことでのワクワク楽しみなプラスの感情よりお金が減ることへのマイナス感情が先走って使わないケースがあります。これは心の持ちように依存しますが、マイナスのことは考えないことで気持ちよくお金を使えるようにしよう、というわけです。
お金のことに限らず、できるだけプラスに考えるのが吉ですね。
おわりに
経済的自由を目標にしているとはいえ、流石にお金使わなすぎだと自分でも思います。他方でそれをわかってながら「お金はできるだけ使いたくない」と思ってしまうのがお金使えない症候群なのです。
お金を使えなくて悩んでいる人は一緒に克服しましょう?時々のご褒美くらい自分にも与えてみると、きっといい経験ができること間違いなしです。
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以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!