S&P500連動ならどれを買っても一緒?

はじめに

投資信託を買うならS&P500しか勝たん!というくらいS&P500に連動するインデックス投資は万人が万人におすすめしています。そういう自分もしっかりETFと投資信託の両方で持っています。

さて、S&P500に連動するものを買おうとするのはいいとして何を買えばいいかふんぎりがつかない人もいるでしょう。商品はたくさんありますから。

そこで今回は数あるS&P500連動のETFでも有名な3つのETFについてどんな違いがあるのか紹介します。

データの出どころ
本日紹介するデータは2021/9/15時点のものをbloombergから引用しています。

今回紹介するETF

は、こちらの3つです。

  • VOO:バンガード・S&P500ETF
  • IVV:Iシェアーズ・コアS&P500ETF
  • SPY:SPDR S&P500ETF

人によっては「なんじゃこの略語!」てなりますよね。のために正式名称書いときました。運用会社はVOOは名前のとおりでバンガード、IVVはブラックロック、SPYDはステートストリートといって世界の中での運用会社御三家にはいる超有名な会社です。

いろいろ比較!

純資産総額

VOOSPYIVV
純資産(billionUSD)252.293403.577301.754

日本円にすると25〜40兆円です。金額でかすぎてイメージ湧きませんね・・・。投資の世界では運用している金額が大きければ大きいほど

  • 売買が頻繁にされる=自分の好きな値段で売買できるチャンスが多い=流動性が高い
  • 効率のよい運用ができる

のでいいと言われています。その点、SPYは圧倒的な資産額なので有利です。

配当利回り

VOOSPYIVV
配当利回り(%)1.311.241.10

上記は税込なので日本で税引となると為替手数料も考えて約7割=0.77~0.91%となります。これらを買うときに配当目当てな方はいないでしょうが、現預金の金利がほぼ0なのを考えると

現金預金しとくくらいならS&P500に突っ込んで配当をもらう

というのも一手です(自分はわりとこんな感じで持っています)。

経費率

VOOSPYIVV
経費率(%)0.030.090.03

VOOとIVVが同率で0.03%と爆安ですが、これはSPYに資産額で追いつくためのセールスポイントとしてSPYより安くしているのではないかと言われています。

SPYも十分安いんですが、こう並べてしまうと高く見えてしまう不思議・・・。

5年リターン

VOOSPYIVV
5年リターン(%)18.0617.9918.05

どれも優秀ですね。若干違うのはベンチマークに合わせるための売買タイミングぐらいでしょうか。気にしたところでなんの意味もないので無視でOKです。

設定日

VOOSPYIVV
設定日2010/9/91993/1/222000/5/19

最後、投資のことを考えたらどうでもいいっちゃどうでもいいですが、参考までに紹介しておきます。

構成銘柄

これも大差なしです。5年リターンと同じで、売買タイミング差ぐらいだと思います、違いを産んでいるのは。

VOOSPYIVV
1アップル6.156.166.18
2マイクロソフト5.775.995.89
3アマゾン3.843.923.90
4フェイスブック2.302.392.38
5アルファベット※議決権あり2.182.272.26
6アルファベット※議決権なし2.072.172.15
7テスラ1.421.521.51
8エヌビディア1.411.471.45
9バークシャーハサウェイ1.311.391.40
10JPモルガン1.241.261.27

結局買うならどれでもいい?

ここからは個人的な意見ですが、好きなの買ったらいいと思います。

というのも手数料は微差ですし、強いていうならSPYが資産額大きいので流動性の高い売買をしたければSPYですが、インデックス投資をしていてコロコロ売買する人もいないでしょうし。

実際、自分がこの3つの中からVOOを購入しているのは

バンガードという会社名とロゴがかっこいいと思ったら。

というまったくどうでもいい理由です。でももの買うときは合理的かどうかも大事ですが、その商品が好きかどうかで選ぶことありませんか?それと同じです。

ということで迷った方はフィーリングでこれ買いたい!というものを選ぶといいと思います。どれを買ってもone of best なのは一緒です。

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