【ジャネーの法則】若い時の時間の価値

歳をとるほど時間が短く感じる

歳をとるほど同じ1年でも短く感じる、というやつがありますよね。これには

  • 歳をとるほど新しい経験なるものが少なくなるから
  • 歳をとるほどこれまでの人生を分母にしたときの、この1年の割合は小さくなる

など色々説はあるようですが、感覚としては納得でしょう。これ、正しくは「ジャネーの法則」と呼ばれています。一応定量的に表現すると

  • 心理的な1年の長さは1/年齢になる(=年齢に反比例する)

というものです。今回は

ジャネーの法則に関する追加の考え

心理的な時間だけでなく可処分時間も歳をとるほども短くなるのでは?

ジャネーの法則はあくまで心理的な1年の感じ方が変わることだけを表現しています。実際、歳を取ろうが若かろうが1年365日の時間の長さは同じです。が、自分は心理的な長さだけが短くなるのではないと思います。

というのも歳をとると頭の働きが落ちたり、肉体的な衰えが生じるので若い時なら1日、1時間でできたことが歳をとるとそれよりも長い時間をかけないとできなくなるからです(一般的に考えられる傾向として、です)。

つまり

若い時の自由な1年間、1日でできることの多さ、ボリューム>>歳を取ってからの自由な1年間、1日でできること

となります。加えて人間の寿命=健康でいられる寿命ではありません。健康寿命という概念があるようにポックリ死ねたらハッピーかもしれませんが平均すると健康寿命と実際の寿命には約10年ほどのギャップがあります。そうなると最後の10年(人生100年時代としても90歳〜100歳の間)はただ生きてるだけで若い時を基準にするとその価値は0に等しいとも言えます。

ならば自由に使えるお金も若い時に使ったほうがいいか

「今と未来のバランスを加味してお金は使いましょう」って言いますね。「バランス」というそれとな〜い言葉を使って濁されている感じがしますが、要は貯蓄率。生活費はどうしても必要ですからその分は確保した上で残りを今のために使うか未来のために残すか、これによって貯蓄率は決まります。

もしジャネーの法則通りだとするなら若い時になるべくお金は使ってしまって、歳を取ったら適当に、というのもアリなのかもしれません。つまり貯蓄率を限りなく0で生活するってことですね。


もちろんそれは理想的には、ですね。歳を取ったら一応年金はもらえますが年金だけで生活費を賄える人はそういないでしょう。仮に年金だけで生活できたとしても、そして若い時の方が時間の価値があると言っても歳を取ったら完全に価値が0になるわけでもないので

  • 年金では賄いきれない生活費
  • 年金では賄えない歳を取ってからのゆとり費用

は若い時に貯めとかないといけません。なかなか現実はうまくいきませんね・・・。

結局、その”バランス”はその人次第

ここで年齢別のお金のバランス的なのを提示できればいいのですが、まだ考え中です。

ジャネーの法則だって例えば、というのであって実際に何か調査して年齢に反比例すると証明したわけじゃないし寿命も人それぞれなので結構複雑なシミュレーションになります。

この”バランス”については考えがまとまったら別記事でまとめたいなと思ってますが、一旦今の所はジャネーの法則をきっかけにしたお金の使い方、考えてみてはどうでしょうかということで紹介しました。

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