【ニュース紹介】管理職を希望しない理由

まえがき

2月11日にIT media NEWSで掲載されていたニュースです。働き方改革とか終身雇用を前提としない働き方が広まっている世の中ではこんなアンケートを取っていることすらどうなのかという意見があるかもしれませんが。

「管理職になりたくない」 男女1位のその理由は?

求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、管理職になりたくないと考える男女500人を対象に「管理職になりたくない理由に関する意識調査」を実施した。その結果、「管理職になりたくない」理由を尋ねると、男女ともに「責任が重い」が最多となった。 「管理職になりたくない理由に関する意識調査」を実施(画像はイメージ) 管理職になりたくない理由【女性】(出所:プレスリリース、以下同) …

管理職になりたくない理由の上位
  1. 責任が重い(男女共通の1位)
  2. 割に合わない(男は2位、女は4位)
  3. 仕事・残業が増える(男は3位、女は2位)
  4. 管理職に向いていない(男は5位、女は3位)
  5. 人間関係で悩みそう(男は4位、女は5位)
  6. 残業代が出ない(男女共通の6位)
  7. 今の仕事内容を続けたい(男女共通の7位)

管理職になりたくない理由の上位は次の通りでそりゃそうだよなというものばかりです。特にある一つの職場で長く働くことを前提とすると仕事が増えるのに残業代は出ないので、管理職に上がった方がかえって給料が下がってしまうという人もいるかもしれません。それが理由としては別カウントですが、「割に合わない」になっているのではないでしょうか。

「管理職」に対する自分のスタンス

どの会社でも管理職になるためにはある程度の評価を受けて昇格するという形を踏まないといけないわけで、なりたくないとか偉そうなことを言う以前になれるかどうか問題はあるのですが、そう言うことは一旦抜きにして話をさせてもらいます。

自分はなりたいかなりたくないかで言うと「なりたくない」としておきます。理由は以下の通りです。

  • マネジメントをするために今の仕事をしているわけではない
  • 会社員という立場では自らの意思によらない要因で仕事量だけ増える

マネジメントをするために今の仕事をしているわけではない

これはどんな働き方をしようがですが、具体的に〜〜がしたいという願望の中に人の仕事の管理や進捗フォローをすることは入っていません。例えば本当にFIREをして新しいことを始めるとしても、それは自分が第一人称として何かをしたいからになります。

もしかしたら管理職になることで、今までよりも広くて大きな(決裁の)権限を持つことができるから更に仕事が楽しくなるということもあるかもしれませんが。

会社員という立場では自らの意思によらない要因で仕事量だけ増える

自分で生業を起こしているのであれば会社員やパート・アルバイトのように

  • ある時給×労働時間
  • 固定給

このような賃金条件で働いていることはないでしょう。やりたいだけやって、その結果としてたまたま労働時間が長くなることもあれば短く済むこともあると。これって自分で選択している働き方なので、やってる方は納得感を持ってその時間を過ごしていることでしょう。

が、会社という組織だとどうでしょうか。自分でやりたいことを選択できるならともかく大概の場合は管理職であろうがなかろうが組織として「これをやる」と決めたことがほぼほぼではないでしょうか?

とすると

  • やること:選べない
  • やることの負荷、仕事ボリューム:選べない
  • 報酬:固定(ここは会社によるかもしれませんが)

という誰がこんなことを好きこのんでやるかいなって話です。

管理職になっているということは相応の評価を会社から受けた結果だとすると、それはそれで「自分が評価されている」という満足感、自己肯定感につながっていることもあるかもしれません。事実自分もなるかならないかは置いといて、評価として「あなたは管理職になるに相応しい結果を残していますよ」という状態ではありたいと思っています。

その上であえてならないみたいな選択ができればいいですけど、そんなことは不可能なのもまた事実。もっというと管理職という肩書きにこだわらない労働形態がもっと広まってほしいなと思います。そうでないと会社での立ち位置に執着しすぎて定年を迎えた後にうまく立ち回れなくなってしまいかねませんし・・・。

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