【国の借金≠国民の借金】2022年6月末時点の債務残高

GPIF並みの煽りニュース

8月10日に掲載されたニュースです。

大元のデータも同日に発表されたものです(財務省 国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(令和4年6月末現在))。3ヶ月に1回公表されているデータですので気になる方は定期チェックしてはどうでしょうか?

あってること、あってないこと

国の「借金」であること、は確か

ある国債を発行した瞬間だけ見れば、国は債券を発行して、それと引き換えにお金を使えるようになっているので、この表現自体は正しいと言えます。

これすら個人単位でお金の貸し借りするのと全然次元が違うんですけどね。なぜなら

  1. お金の貸し手は日本銀行
  2. 一応中央銀行は独立性がないといけないが、日本銀行の主要株主は日本政府なので事実上日本政府の子会社
  3. 国債の過半数が日本銀行、金融機関、生命保険会社に買われている
  4. いわば親会社が子会社からお金を借りている状態=グループ内でお金を回しているだけ

だからです。当然ながら、世の中は日本だけでは回ってないので海外の影響は存在しますが、大略はこれでも問題ない解釈となります。これが外貨建ての国債メインだったら大違いです。

国民の借金、ではない

毎回、決まり文句のようにニュースで出てくる「国民一人当たりで計算すると・・・」ですが、これは財務省も使っている表現です。

でも国民がお金借りたわけではありません。上述と一緒で、これがもし外貨建ての国債で、しかも海外の投資家などがメインで購入しているなら日本全体として海外に返していかないといけないという点では発行したのが国だとしても国民も一緒になって頑張ろう!となるような気もしますが、そうではありません。

何なら保有機関の一つである「金融機関」が国債を購入するときのお金の出どころは国民が預けている普通預金・・・という見方もできますので(これは家計の金融資産系のデータ見れば推定できます)、むしろ国民の資産と言って差し支えありません。

さも国民が誰かに返さないといけないような表現はやめてほしいですよね。定期的に出てくるニュースですが、毎回のように事実誤認をしている方が発生するように思うので注意喚起です。

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