【面白い考察ニュース記事】価格と需要の関係その3

まえがき

何か面白いニュース電化記事がないかなぁと思っていたらこんなものを見つけました。

需要と供給と価格、これらの関係は超基本的なレベルで知られていますが、非常に面白い考察をしているものです。全部見たい方はネットから見てみてください3つに分かれた連載記事なのでこのブログでもその記事ごとに内容を共有します。

高額転売の是非

転売ヤーなんて呼ばれ方をするチケットやゲーム機などを買い占めては高額転売する業者は従前から問題視されています。この高額転売という事象に対して需要曲線に当てはめて考察してみると以下のことが言えるそうです。

  • 高額転売が起こるのは元の値段が安すぎる
  • だから転売が起こらないようにするには元の値段を上げれば良い
  • 高額転売は最終的に便益を受ける消費者にとって害なので社会の役には立っていないと執筆者は考える

高額転売が起こるのは元の値段が安すぎるからであり、元の値段を上げれば良い

確かにこれはあるのかもしれませんね。熱狂的なファンだったらいくらでも買うのでしょうけど、そうでもないなら「じゃあいいや」と思い始める値段があるはずで、そこを目掛けて仕舞えば需要は落ち着けることができます。

ただそうなると「転売」は無くなるけど「高値で買わないといけない」ことは一緒なので・・・と述べられています。

経済学的には「価値の付加」でも

高額転売が成立しているということは転売寺の値上げ分は買い手と売り手にとってなんらかの付加価値があるという点で合意が取れてるから取引が成立するわけです。そして、世の中のもののやり取りとは何か原材料なり元になるものを手に入れて付加価値をつけて、その分値段を上乗せして誰かにうるというプロセスを辿っている点では高額転売もやっていることは一緒です。

執筆者が問題だと思っているのは、高額転売が存在すると生産者(大元の販売者)から商品やサービスを購入できる消費者が減ってしまうこと。この点で社会全体としてはお金を回す方向になっている高額転売が社会の役に立っているかといったNOだと考えているそうです。

自分も高額転売は社会の役には立ってないと思います。高額転売が百歩譲って成立するとしても、その際の便益はその商品・サービスを作り出した生産者に帰属するべきだと思っているからです。

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