この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『スマホ脳』です。
早速ですが、あなたは1日何時間くらいスマホを触ってるでしょうか?2時間?3時間?・・・無意識のうちに何かをしながらいじるのも含めると触ってない時はない!!という人もいるかもしれません。
それくらいスマホが登場してからの約10年間で私の生活はガラッと変わりました。それはいい方向に変わっているものもあれば知らない間に負の影響ももたらしています。
本書はそういったいいところだけでなく悪い側面も知ることでスマホ(デジタルデバイス)とうまく付き合っていけるようになることが目的として執筆されました。
- 現代社会のスピード感に適応できない人類
- ストレスや恐怖感の役割
- スマホという名のドラッグ
- ながら作業(マルチタスク)で失われた集中力
- 私たちの生活への影響
- スマホを通じたSNSとの接触
- スマホの子供への悪影響
- 本来の「私たち」を取り戻す手段は運動
- スマホへの適応は可能か?
こんなにあるスマホに毒されることの悪影響
本書はあくまで悪い側にスポットライトを当てている都合上、どんな良くないことがあるかにフォーカスしています。その点は留意しないといけません。
その上でスマホばっかり使う影響を次のように述べています。
- 新しい情報があるかもしれない!という欲求でスマホ依存になる
- 集中力が削がれる
- ほんの少し触らないだけでもストレスになって睡眠の質が悪くなる。
言われなくても実感しているものがあるならなるはやで対処しないとQOLの悪化に直結します。
例えば自分は集中力が削がれないように散歩するときはそれ単体ではネットに繋がらないiPhoneのみを持ち歩いています。なので散歩中に電話がかかって来ても出れないのですが、それぐらいで困ることはありませんし、強制的にネットを遮断するための有効な手段です。
これについては0−100で距離を置くときは思いっきり取って依存性を高めないように注意したいものです。
利用される側ではなく、利用する側に
この本のいいと思ったところ
- 知らず知らずの間にスマホなどに毒されていることがよくわかる
- ネットサーフィンをほどほどにするきっかけになる
ちょっとでも「スマホ使いすぎだな」と思うなら今が改めるチャンス!それを気づかせてくれる良書です。
本書の内容に関連して思ったこと
Android製品だとわかりませんがApple製品だと週に1度スクリーンタイムの通知が来ます。そういう機能が出てきたあたりにもユーザーが長時間使いすぎている現状を表しているように思います。
ちなみに自分は7時間くらい。結構使ってます・・・。そのうちの1時間くらいは電子書籍を読む時間ですが、本書からすると携帯端末で読んでいる時点でネットサーフィンと変わらんそうなので虚しくなります。
いきなり半分にするのも無理があるし、そもそも短くすればいいというもんではありません。必要なことに対して使った時間なら1時間でも5時間でも長すぎることはないのでちゃんと目的を持って使いましょうということですね。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中10点です。
この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。
- スマホを使いすぎている実感がある
- 何事にも依存しないで暮らすようにしたい
自覚があるうちが華です。症状が軽ければ軽いほど治すまでの時間も労力も小さくすみます。
〇〇依存症を改善したいと思っているなら早めに本書を読んで危機意識を高めることをお勧めします。