【2021年読書レビュー】最新研究が示す病気にならない新常識

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『最新研究が示す病気にならない新常識』です。

本書は①コロナ禍を通じた病気予防の重要性②医療制度の変化の可能性③ストレス対応の重要性、これら3つが再認識された現在においてどうしたら病気にならずにすむのか

  1. 食事
  2. 運動
  3. 睡眠
  4. ストレス

に関して科学者向けに紹介されている情報を一般者向けに噛み砕いたものです。

自分はコロナ禍だから健康に気を使うようになったというよりも自分がアラサーである=自分は若いと過信してはいけない年代に入っているという自覚からこの手の本を読むようになりました。

本書の構成
  • 病気は治療するものではなく予防するもの
  • 理想の食事ー長野モデル
  • 理想の運動ー外で行う有酸素運動が最強
  • よりよい睡眠のために心がけるべきことー起床&就寝時間
  • ストレスーいいストレスはOK,悪いストレスはNG

有酸素運動も条件つき?理想の運動の条件

運動は健康のために行うべき習慣として紹介されます。有名な本に「脳を鍛えるには運動しかない」もあります。

なお運動の目的として減量にフォーカスしたものが見られないのは体重管理の主因子が食事だからだろうと思います。

さて、運動には有酸素運動と無酸素運動がありどっちかだけすればいいもんではないですが本書では病気にならないことを目的にする場合の手段としては有酸素運動を推奨しています。

では有酸素運動ならなんでもいいかというとそうではなく頭を使った有酸素運動を進めています。

具体的にはハイキングやトレイルランニングのような実際の環境に身をおいて行う運動を指しています。ランニングマシンやエアロバイクでの運動は単純そのもので脳が何か意識して体を制御する必要がないから頭を使っていないと考えることができます。

個人的には単純に外で運動したほうが気持ちいから外でやる派ですね。時間がとれないとか都会に住んでるから外は走りづらいなら屋内、ジムもありかと。

ついついやりがちな悪習慣

この本のいいと思ったところ

  1. 結論だけ書いてあって小難しい医学の知識はのっていない
  2. 習慣として落とし込むことを前提とした紹介

死ぬまで健康管理はしないといけませんから習慣にならないものを導入してもしゃあないですよね。その点本書で紹介されている内容は決してハードルが高い行動ではなく、多数の人が悪気なくやっているような習慣にメスが入っているので実践できる人も多いでしょう。

言われて気づいた自分の悪習慣

自分は健康に気をつかっている!ーと思っていましたが過去の生活を振り返るといただけない習慣がいくつかありました。

  • 短時間睡眠(4時間くらい)
  • 一日中コーヒー摂取
  • 夜のスマホ

言われるまでもなく当時の体調が悪かったことは覚えています。

でも普段からやってしまってるとそれが悪いって気づけないのが尚問題。

ですから第三者の情報で指摘を受ける必要があります。それは「家庭の医学」「ためしてガッテン」のようなテレビ番組でもいいでしょうし、YouTubeもいい候補です。

自分は信頼性ができるだけいいものをと思って本を採用していますが、手段がなんであれ自分がやっていることって客観的に見てどうなのか振り返る機会を持つのが重要と思いました。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中9点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • 自分の習慣を気にしたことがない、そもそも習慣としてやっている意識すらない
  • できるだけ健康に暮らしたい(誰でもそうだと思うけど)

試せるものは試せばいいし、一度に試す必要もありません。結局夜のスマホは今もですがコーヒーと睡眠時間は気をつけるようになったので十分読んだ価値があったと思っています。

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