【2021年読書レビュー】緊張を味方につける脳科学

ブックレビュー

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この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『緊張を味方につける脳科学』です。

緊張してしまってる状態を基準に考えると第一に「その緊張をなくすにはどうしたらよいか」を考えないでしょうか?自分はそうです。

ただし本書は違います。緊張を味方につけるにはどうしたらいいか、です。緊張する仕組みを理解した上でその緊張をいいパフォーマンスに還元しようというのが本書の趣旨です。

本書の構成
  • 人が緊張する理由
  • 知的活動と緊張状態
  • 緊張を解く鍵はフロー
  • 人の変化は突然やってくる
  • 変化に対応する心構え

従来の考え方だと信じられないかもしれませんが最後まで読むと「こういうアプローチもあるのか」と気付けると思います。

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「ゾーン」に入れば最高のパフォーマンス

本書を読んでそうだったんだと思うこと多数でした。いくつか例を紹介します。

やってることが簡単すぎるとつまらないし、かといって自分の能力より難しいことをしているときはストレスになります。この中間、ちょうどいいところがフローと呼ばれます。さらにこれの一番いいのがゾーンです。

スポーツの世界で「ゾーンに入った」というあのゾーンです。ということでいかにこのゾーンに入り込めるかが緊張している状態をパフォーマンスに還元する鍵になります。本書では以下の7つのステップを踏めばゾーンに入れるよと言ってます。

  1. 自分に合ったやり方
  2. 練習=本番の意識、すぐに行動の加速主義
  3. マッスル・コンフュージョン理論=自分が予想していないことをする/li>
  4. 計画ガチガチで動かない、ランダムになれる
  5. 常に学ぶ(いい意味で。ガリ勉とは意味違う)
  6. 準備をしない、本番の中で助走する
  7. 頭の中でひたすらにリハーサル

自分にとって参考になるなと思ったのは3〜6点目の内容です。準備したり予想したりするってことはそれについて考えることになるので否が応でも緊張してしまうものです。

とくれば、いきなり出たとこでとある状況に放り込まれる方が緊張する暇もなく行動できると思うわけです。最後の7点目は頭でっかちというよりはそういう状況も考えておくことを含んでいると理解すると矛盾しないと思いますがどうでしょうか?

無意識で没頭できればベスト!

この本のいいと思ったところ

  1. 脳科学に基づいた実践方法であること
  2. スポーツ選手や力士の例えでしっくりくる

緊張はしなければいいと思ってましたが、その緊張を利用しようという観点は新しいです。緊張しないように、緊張しないようにと思ってる自分みたいな人が読むと新しい気づきが得られます。

本書の内容に関連して思ったこと

普通緊張した時の対処法といえば「手のひらに人の文字を書いて食べる」とか「観客をジャガイモに見立てる」ことで緊張を解こうというみたいな効果があるんだかないんだか分からないものばかり提唱されていたように思います。

そりゃ緊張が解消されないわけです。

もう一つの考え方が本書のような考え方ですが、実はこっちの方が正攻法なのかなと思いました。緊張しない人は実際の実力より楽観的にみてるということでむしろ緊張している方が自分の能力があることを意味すると。

きっころ
きっころ

そういえばイチローさんも緊張はするもんで、緊張しないやつは大したことない的なことをおっしゃっていたような気がします。

元あるものを取り除く考えもいいですが、今あるものを活用できるなら無理に取り除かなくてもよいという発想が必要なのかもしれません。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中8点です。

この本は次のような方におすすめです。緊張を利用するという視点を得るだけでも一つ一つのパフォーマンスが良化するかもです。

  • 緊張しやすい
  • 緊張しないようなことばかりしていて、これまで上手くいった試しがない
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