この記事のもくじ
今回紹介する本
『なぜあの人の意見が通るのか』です。
学校、職場、家庭・・・。あらゆる場面で説明しないといけないことが出てきます。そしてその意見が通る人と通らない人に分かれます。
「なんで自分の言ってることが受け入れてもらえないんだろうか」こう思ってる方もいることかと。中には聞いている人が理不尽に意見を聞いてくれないことがあるかもしれませんが、大概は意見を通したい側に原因があります。これは自分の実体験でも同様です。
本書は「意見を通すこと」をゴールとしてなぜ意見が通らないのか、意見が通るようにするにはどうしたらいいのかが紹介されています。
テキスト
- 意見が通らない、本当の理由
- 「強い意見」はこう作る
- 通過率を上げるノウハウ
- なぜあの人の意見が通るのか
意見が通らない人の特徴
何事も問題を解決するには原因を把握して、それに対してアクションをとりますよね。なのでここでも意見が通らない原因のセクションについて共有します。
- 全てが準備不足
- 意見を通してくれない上司、聞き手の存在
- どうやっても無理なケース
全てが準備不足
「準備8割本番2割」聞いたことありませんか?8割っていうのはパレートの法則とも一緒ですね。本来、意見を通すためにはいろんな準備が必要なはずです。
- 何をどう話すか?
- どんなことを聞かれそうか?
- どうやって自分が通したい意見のメリットを伝えられるか
etc…
てな感じで事前に準備できることがほとんどなのに、これをしないで特攻よろしく突っ込んでなんの成果も得られないパターンが往々にして発生します。
これは自分が既に気をつけていることであり、周りの「意見がうまく伝わっていないな」と思う人に共通している事項です。発表なら練習できるのにしていない、想定質問を作ってない、都合の悪い情報は全隠ししている・・・など、聞いてたら「こりゃ準備してなさそうだな」とわかります。
資料を作るとかはホントの最低限ですからね・・・。
意見を通してくれない上司、聞き手の存在
幸い、自分の周りにはあまりいませんが聞く人依存なケースです。
これも色々あって、上司が「かわいい子には旅をさせ」ようとしてわざと無理な質問や指摘をしていることがあります。ないしは説明する側が気づいていないリスクや問題があるケースもあるでしょう。
説明した側からしたら釈然とはしないものの、こういうことはあると思っとかないと気分の浮き沈みが激しくなっちゃいそうです。
どうやっても無理なケース
これは聞き手の理解度が低かったり、そもそも論点がずれてて議論に発展しないような残念なケースです。
こういう時は少なくとも従来のやり方で意見を通すことは諦めないといけません。聞き手にある程度迎合して意見を変えるか(100点満点ではないけど60点を狙うみたいな)、腑に落ちないかもしれませんが聞き手が好みの人に代わりに説明してもらうみたいな方法を取る必要が出てきます。
無理なもんは無理ですね。
あとがき〜自分も準備は激しくおすすめ〜
自分は準備9割くらいに思って説明するときに極端をいうと一言一句何をいうか考えてます。あと、指摘されそうな情報もある程度は用意して聞かれたら答えられるようにしています。
特に発表する類になると「カンペを用意したらセリフを忘れたときに辛い」という指摘もあるかと思います。自分もそう思っていた時はあるのですが、カンペがなくてもしゃべれるってことは結局練習してるんですよね。
だったらカンペなりセリフなり作っちゃえってことですね。
理不尽な上司、どうやっても聞いてくれないケースなんてどうしようもないのですから自分がコントロールできる範囲での最大成果を考えるなら準備は8割どころか9割と言ってもいいんじゃないでしょうか?