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タイトル通り「睡眠」への興味が高まる本
『今すぐ眠りたくなる夢の話』を紹介します。
食事・睡眠・運動。何かにつけてこの3拍子が並びます。食事に関する本はたくさん出ています。運動の良さに関する本もたくさん出ています。睡眠・・・。あまり見かけてはきませんでした。寝てる時に何かをするわけじゃないのでネタが乏しいのかなというのと数多ある健康法の一つに過ぎないという見方があるのかなと思います。だから睡眠に特化ってそんなしてなくて、「いい睡眠のために〇〇しましょう」くらいのものです。
でもこの本は睡眠(というか夢)特化型です。普段は「あ〜、あんな夢あったな」とか「また〜〜が夢に出てきた」くらいの捉えられ方をする夢ですが、読めば読むほど夢にはこんな面白い情報があるのかと気付けます。啓発になるかどうかは置いといて、ただただ面白い一冊でした。
悪い夢にはランクがある!?
小さい頃、「悪い夢を見たら吐き出すようにしたほうがいい」なんてことを言われたこともありました。気になってググってみたら似た様なことが書いてあったので、多分自分だけではないと思います。
夢を見る側からしたらいい夢か普通の夢か悪い夢かの3種類くらいで、悪い夢にマシかどうかなんてないわけですが、本書曰く、悪い夢にも階級があるそうです。「レヴィンとニールセンの悪夢の階層表」というもので初めて知りました。
- 普通の夢
- 普通の不快な夢
- 悪い夢
- 突発性の悪夢(苦痛度低い)
- 突発性の悪夢(苦痛度高い)
- トラウマ後の悪夢(トラウマに関連)
- トラウマ後の悪夢(トラウマの再現)
突発性の悪夢までいってしまうと米国の学会では「悪夢障害」なるものに分類されて、治療した方がいいとされます。
忘れてしまったらそこまでだし、夢を見ながら「これは突発性の悪夢だなぁ」なんて認識できるようならそもそも状態良くない!?って思いますが、一つ目安として覚えておくといいでしょう。そういう意味ではとりあえず悪い夢なら誰かにアウトプットするのは気持ちの吐き出しだけではなく「この夢だとヤバいんじゃない?」という気づきを第三者から与えてくれるきっかけになるのでいいってことですね。
最近は夢の中でも仕事のことばっかり&あまりいい夢ではないので、せめて夢の中くらいはいい夢であってほしいなぁと祈る毎日です。