ビットコイン、2028年1億円説に否定的な理由

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まえがき

メトカーフもS2Fも2028年の予測は1億円

詳しくは以下の記事にもだしておりますがグラフを再掲しておきます。

S2Fモデルは間違い?暗号資産の価値を決めるメトカーフの法則とは

それぞれ

  • 上図・・・メトカーフの法則(ネットワークの価値は接続しているユーザー数に応じて増加する)
  • 下図・・・S2Fモデル(金や銀など有限資産の価値は既に出回っている量と新規で出回る量の比率=ストックフロー比率が高いほど大きい)

グラフを見たら分かるとおり途中の形は違うものの2028年時点では100万ドル(1ドル100円とすると1億円)に到達していることは共通しています。

これを買いている2022年3月時点では日本円で1BTC400〜450万円なので今買ったら20倍になるってことです。100万円分買えば2000万円、それこそ1BTC分(例えば500万円)買っておけば億万長者です

注意書きボックス
仮想通貨による利益は雑所得として扱われます。なので株みたいな約20%の源泉徴収はなく、累進課税で計算されます。
もし仮想通貨の儲け=その年の全ての課税所得だと仮定すると
  • 100万円から2000万円になった場合⇨670万円が税金、手残りは1,340万円
  • 500万円から1億円になった場合⇨4,745万円が税金、手残りは5,255万円
となります。

個人的には2028年1億円説に否定的です

2つの考え方が異なるモデルですが、いずれも

  • 価格は上がっていく
  • 2028年時点は1億円に到達する

点は共通しています。自分は価格は上がっていくと思っており、だから少額ながら保有しているのですが、じゃあ1億円に2028年で到達しますか?と問われると

「ちょっとなぁ」

です。そこで今回はなぜそう思っているのかご紹介します。

2028年1億円に否定的な理由

自分がこのように考えている理由は大きく2つあります。

  1. 現状、ビットコインがサービス物との交換=決済手段として事実上使えていないしそのような動きは鈍い
  2. 上記前提に立ったときにビットコインにお金が流出することは、それだけ”死に金”が増えることになる

ビットコインの貨幣としての機能

お金には次の3つの機能があると言われます。

  1. 価値の保存
  2. 交換(決済)
  3. 価値のものさし

このうち現在ビットコインが通貨として機能していると言えるのは1点目だけです。

テスラやビックカメラがビットコインで決済できる仕組みを導入しているという事例はありますが、広く決済手段として普及しているかというとNOです。また、ビットコインありきでものやサービスの値決めがされることもありませんから価値の尺度としても機能していません。

日本政府として仮想通貨ではなく暗号資産と呼称を決めたことからも2点目3点目の機能は持っていないないしは今後も期待されていないことが伺えます。

”死に金”の増加

別に決済や価値のものさしとして機能しなくても価値の保存手段として非常に価値があるとされればお金は集まります。実際、ゴールドは決済手段としては使えませんが価値の保存手段として評価されているからこそ「有事の金」としての扱いを受けています。

ではそんな中でビットコインの価格が本当に100万ドル(1億円)になった場合の世界線を考えてみます。


世界における通貨の流通量=マネーストックは6762(×100億)ドルです。

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各国のマネーストック及び為替は総務省統計局 世界の統計より引用。一部掲載のなかった為替についてはEXCHANGEーRATES.orgより引用して算定しました。

  • 実際に買い物をするために出回っているお金
  • 預金口座などに眠っているお金
  • 株式やゴールドなどに回っているお金

などがあります。

これに対して2022年3月13日現在のビットコインの時価総額はCoinmarketcapによれば8709(×100億)円、為替レート117円/ドルで計算すると約74(×100億)ドルです。

市場に出回っているお金の1%はビットコインに流れていることになります。先ほど紹介した「ビットコインは価値の保存手段としてしか現状機能していない」ことを踏まえると世の中の1%のお金はいわば

死に金

です。しかもビットコインだけでなくて他の仮想通貨もあるわけですから実際には仮想通貨によって死に金になっているパーセンテージは大きくなります。

これが単純に1BTC100万ドルになったとしましょう。ここでは新規で発行されるビットコインや他の仮想通貨の状況、各国の中央銀行が新しくお金をすることは考慮しないで考えます。

すると単純計算で今の20倍ビットコインにお金が流れないと100万ドルにはなりません。つまり今世の中の1%のお金を死に金にしているのが20%にしてしまうことになります。

元々死に金になっていたものがビットコインに回るとか投資価値のないものからビットコインに移るとかを考えるとこの割合はもう少し小さくなるでしょうけど、たかが知れています。

こうなったら残りのお金で市場を回すしかなくなります。具体的には

  • 元々100円でやり取りしていたものを80円でやり取りするようにする

ということです。これって同じドルとか円に対してものの価値を落とすことになるのでデフレです。果たしてそうなることを各国がOKするか・・・。しないでしょう。自分なら手を変え品を変えでビットコインはじめ仮想通貨にお金が回らないような仕組みを作ります。

さっきも書いた通り他にも仮想通貨がある中で決済にも使えないビットコインが残り6年で20倍になるかといったら自分が否定的なのはこういった懸念があるからです。

あとがき

ビットコインが1億円になるなら要素はこの2つ

とはいえ、6年後は無理でも20年後、30年後という時間軸なら1億円という大台は乗ると思います。それに向けた要素としては以下が考えられます。

  1. インフレ
  2. 決済手段

インフレ

もし今の20倍のお金が世の中に刷られたとして、ビットコインの世の中での立ち位置が変わらなければ純粋にいまの20倍ビットコインにもお金が流れてくるわけですから1BTC1億円は達成できます。

もっとも仮想通貨に投資している人はそんなしょぼいことを期待していないとは思います。

  • 1ドルでりんご1個買える時に1BTC5万ドル⇨20ドルでりんご1個買える時代に1BTC100万ドル

では1BTCでできることが一緒ですから、当然です。

  • 1ドルでりんご1個買える時に1BTC5万ドル⇨10ドルでりんご1個買える時代に1BTC100万ドル

こういうことを期待してますよね?

決済手段

先ほどビットコインに投じられたお金は何の役割も果たさない死に金であるとお伝えしました。

逆を言うとビットコインで決済ができれば何の問題もないわけです。今まで円やドルでやり取りしていたものがビットコインに置き換わるだけで世の中を回すために使われているお金が減らなきゃいいだけですから。

まぁ、まだまだボラティリティが大きい以上はそのような変化には期待できませんが。

自分の期待は控えめ

ビットコインに対して期待している値上がりはばは控えめです。

自分は1回の半減期ごとに最高値が元々の2倍にでもなれば十分だと思ってます。ざっくりいうとこんなもんです。

  • 2024年⇨1,600万円
  • 2028年⇨3,200万円
  • 2032年⇨6,400万円

さらにいうと自分はFIREに向けたシミュレーションをしていて、その中にビットコインも当然織り込んで資産の予測を立ててます。が、ビットコインについては現状から一切値上がりしない前提で考えてます。

上がりも下がりもしなければラッキー。

これくらいで構えている方が長期間のんびり持てますし、気づいたら増えてるぐらいの方が儲けもんって感じがしておすすめですね。現在ビットコインに投資している方々におかれましてはぜひ過度に期待しすぎずのんびり行きましょう。

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