ビットコインの拠り所、S2Fモデル

この記事はこんな方向け
  • 仮想通貨に投資をしている方
  • 仮想通貨の価格が戻ってくるのか心配な方

はじめに

今回の質問と自分の回答はこちらです。

2021年6月時点で仮想通貨は暴落中ですが、価格は戻ってくると思いますか?

信じて鬼ホールドです。

2021年はじめにビットコインやイーサリアムなどの有名どころ以外の銘柄も軒並み価格が暴騰したあと、5月末ごろから見事なバブル崩壊で価格が絶賛下落中です(全然絶賛じゃないけど)

暴落してて嫌だね〜と言う話は上の記事でも書きましたが、現在のビットコイン価格はこんな感じで暴落してからは見事な横ばい。

価格が横ばいなのはまだいいのですが(よくはない!)、イーロンマスク氏がツイートする度に価格が上下動するので、これのどこが非中央集権の通貨なのか、もはやイーロンコインじゃんって思ってます・・・。以下は価格上昇のきっかけになったツイートです。「クリーンなエネルギーでマイニングするならテスラ車のビットコイン支払いを再開するわ」って言っています。

Elon Musk on Twitter: “This is inaccurate. Tesla only sold ~10% of holdings to confirm BTC could be liquidated easily without moving market.When there’s confirmation of reasonable (~50%) clean energy usage by miners with positive future trend, Tesla will resume allowing Bitcoin transactions. / Twitter”

This is inaccurate. Tesla only sold ~10% of holdings to confirm BTC could be liquidated easily without moving market.When there’s confirmation of reasonable (~50%) clean energy usage by miners with positive future trend, Tesla will resume allowing Bitcoin transactions.

さて、話が少しそれましたがビットコインが長期的には値上がりすると信じられている根拠の一つにS2F(Stock to Flow)モデルというのがあります。聞いたことあるでしょうか?

そこで今回は、
・S2Fモデルってなに?
・S2Fモデルを元にしたビットコインの値動き
について紹介します。

S2Fモデルってなに?

S2Fモデル=ストックフローモデルとは、市場に供給されている総量を新規の生産量で割って(SFと呼びます)その物の希少性を評価するモデルです。

ひとつ簡単な例を出します。
りんごは秋口になると収穫されてたくさんスーパーでも見かけますが、旬をすぎると店頭に出てくる量は少なくなりますよね。

さて、どちらの時の値段が高いかといえば旬じゃない時です。これは旬の時はたくさんある=そんなに貴重じゃないのに対して旬じゃない時は出回る量が少ないので価値が高いからです。

ビットコインは半減期というのが設定されていて、新しく発行されるビットコインの量がどんどん減っていきます。もし既に出回っているものが一切売却されないとすると新しく発行されて出回るビットコインは少なくなる=貴重なので価値が上がっていきますよね。

金とかプラチナなど貴金属も地球にある総量が限られているのでS2Fモデルを当てはめることができます。ビットコインがデジタルゴールドと言われる所以でもあります。

どれくらい稀少か計算しているのがこちら。2019年時点のデータです(引用:Modeling Bitcoin Value with Scarcity)。

先ほども言ったように既に存在する量を新しく生産される量で割ったのがSFです。金の場合だと62、銀の場合だと22で、「今世の中にあるのと同じ量の金を採掘するには62年かかる」という意味です。現在のビットコインのSF62.9と既に金と同じレベルに来ています。

そしてもう一つデータを出します。SFの数字が横軸で時価総額(総量*価格)が縦軸です。これも2019年時点のデータですが、ビットコインは発行量が減っていくぶんSFの値が右側に動いていて、それに伴って時価総額≒価格も上がっています。これまた金と同レベルに来ています。

見てもらったら分かるようにSFが大きいいほど時価総額が上がっていってるのとビットコインのSFはこれからも上がり続けるので、根拠に長期的には必ずビットコインは値上がりすると言われています。

注意点
仮想通貨はどれもビットコインと同じように発行量が減っていくわけではありません。たとえばビットコインの次にメジャーなイーサリアムには発行上限がないので、このモデルには直接当てはめができません。

S2Fモデルとビットコイン価格

で、今S2Fモデルに対してビットコインの価格はどうかというとこちらの通りです(引用:Bitcoin stock to flow model live chart)。

恐ろしいくらいにモデルの理論値にびたびたに追従しています。これ見て「いやいや、2014年とか2018年は外れてるじゃん」と言う方もいるでしょう。確かに理論値からは外れているのですが、ばらつきを考慮した予測のグラフに当てはめるとほとんどばらつきの範囲内に収まっています。

ですから最近の暴落もこのモデルから言わせれば「これくらいの値動きは予想される範囲内だよ」ってことです。このモデル通りだと現在400〜600万円のビットコインの価格は
・2021年〜2022年・・・1000万円
・2025年〜2026年・・・1億円
と予測されています。

将来の結果が楽しみです。

おわりに

ビットコインを持っている方にとっては勇気づけられる情報を今回は紹介しました。では何も心配していないかといえばそんなことはありません。

万が一ブロックチェーンを誰かが不正に書き換えたら資金が全て流出するリスクもありますし、よく言われているブロックチェーンによる台帳管理で使われる消費電力の問題など、改善すべき点はあると自分も思います。

なので自分はこれからもリスクを取りすぎないように注意しつつ将来の伸びに期待して保有していきます。何事も絶対はないので、ビットコインに限らず仮想通貨を持っている方はあんまりのめり込みすぎないように気をつけましょう♪

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以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!

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