老後2000万円問題に対する誤解ポイント

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この記事はこんな方向け

  • 2000万円問題が何か知らない方
  • 「老後には2000万円必要」ということだけ知っている方

はじめに

今回の質問と自分の回答はこちらです。

2000万円問題はご存知ですか?

リアルタイムで知りました!

老後問題といえば2000万円問題ですがなぜ2000万円必要という情報がでてきたのかご存知でない方が「年金はオワコンだ」とか「日本政府は無責任だ」といった声を挙げているように思います。それは誤った理解、誤った情報の拡散になるので避けたいところです。そこで今回は、

・なぜ2000万円必要という情報が出たのか
・2000万円問題に対して世間が誤解していること

について紹介します。
これを機に2000万円問題を正しく理解し、誤った情報に流されないように注意しましょう。

2000万円問題の概要

今回の問題のきっかけとなった資料を読んでいくと、なぜ老後に2000万円必要となったのかわかります。次の手順で算出しています。

算出手順
①夫は企業勤め(厚生年金)、妻は専業主婦(国民年金)
②65歳から95歳の30年間の期間 ③1ヶ月の収入は209,198円
④1ヶ月の支出は263,717円
⑤収入ー支出=54519円の赤字
⑥54519円*12ヶ月*30年=1962万円≒2000万円

2000万円問題に対する世間の誤解

世間では次のように2000万円問題を誤解されていると思っています。

  1. 全員が2000万円必要
  2. 将来自分は年金がもらえない
  3. 貯金だけで2000万円も貯められない

全員が2000万円必要

上記の算出条件であれば2000万円必要というだけです。ということは

人によって必要な金額は違います。

加えて、今回の算出条件にケチをつけるならば、65歳以上二人暮らしで1ヶ月の生活支出が26万円もかかるのは高いと自分は思います?

月に10万円で暮らしている学生だってたくさんいます(自分がそうでした)。
1人10万円でも2人で20万円です。
さっきのモデルケースに当てはめると年金とプラマイゼロです。老後資金をわざわざ用意しなくてもいい計算になります。っというのを自分でちょっと考えればわかる話です。

将来自分は年金がもらえない

これもありがちな意見ですが、いまの時点でははっきりNOと言えます。つまり、金額が目減りすることはあっても1円たりとももらえないことはありません2000万円必要かどうかと年金がもらえるもらえないは全く別のはなしです。

年金には「所得代替率」という考え方があります。現役時代の手取り収入を100%としたときの年金額の割合です。たとえば現役時代の手取りが20万円として所得代替率が約60%の場合の年金支給額は12万円です。

日本は少子高齢化で年金財政が大変になっていくので、所得代替率は下げる方向に調整される予定です。具体的には2050年時点で年金の所得代替率は40〜50%と予想されていますが、0%とは言ってません。

注意点
・実際の年金受給額は物価変動分の調整があるので絶対値は変わります。
・将来の所得代替率は経済成長率や人口によって変動します。

貯金だけで2000万円も貯められない

誤解というのは「貯金だけで」という点です。

確かに貯金だけで2000万円貯めようとすると大変です。高卒の方なら18歳から、大卒の方なら22歳から65歳までの間に毎月老後のための貯金をするとしましょう。いくら必要だと思いますか?
・高卒⇨35460円
・大卒⇨38760円
です。しかもこの計算、65歳までずっと働いていないと成立しません。

そこでなぜ投資をしようという発想にならないか、これが問題です。日本では

・資産運用=ギャンブルというイメージ
・かつての高金利の時代、バブル崩壊を経験している

ためか資産運用の教育はされてませんし、自分もそうでした。2019年までは預金だけで2000万円貯めようとしてたので。

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もし、年率4%の成長が見込める株式や投資信託にお金を放り込むとするとどうなるでしょうか?
・高卒⇨12000円
・大卒⇨15000円
これだけで同じように65歳時点で2000万円に到達します。なんなら2000万円よりちょっと多いぐらいです。貯金する場合の半分以下で済みます。自分で用意する元本が違うの、わかりますよね?

せっかく問題になった資料でも長期・積立・分散投資をすすめていて、つみたてNISAとかiDeCoなど税制優遇の制度を情報提供してくれているのに、日の目を浴びませんでした。

資産運用は元本保証ではないので一時的には元本割れするリスクはありますが貯金だけで準備するよりもハードルは低そうですよね。このことを知っていれば過剰に不安になることもないですし、これを機に実際に投資を始めてみるとなおよいと思います。

老後問題への正しい備え方

次は正しくこの問題を捉えて自分自身に落とし込むためのステップを紹介します。

  1. 家計簿をつける
  2. 将来の収入と支出の見通しをつける
  3. 不足金額=目標金額の算出

家計簿をつける

なぜ家計簿かといえば現在の自分の手取り収入と支出を正確に洗い出すためです。いまの収入支出を知らない方が将来の収入支出を見通せるわけがありません。この時点で既に赤字という方は老後以前の問題なので赤字にならないような収入、支出の見直しをしましょう。

将来の収入と支出の見通しをつける

ここでいう
・収入:年金、株の配当金など
・支出:いまの生活費をベースに車の購入費、医療費用など
です。

いま必要でなくて将来必要になるものもあれば、その逆もあるのでここは自分で考えてみてください。
これは個人的な意見ですが、いったん働かない前提で考えるべきだと思います。
どれぐらいバリバリで働けるかは予測できないので。

不足金額=目標金額の算出

以上2ステップを元に単純計算で足りない金額を出してみましょう。

が、実はこの時点で老後問題が心配いらない方も出てきます。

いまの生活費が手取りの80%の場合と40%の場合で比較したものです。年金の所得代替率は50%としました。

普段から倹約していて手取りの50%とか40%で生活しているよ!という人は、年金だけで生活費をすべてカバーできるので

老後のための貯金は極論1円もいりません

大多数の方はそうでもないと思いますが、実際に何もしなければ足りない金額がわかると

・貯金するのは嫌だから生活レベルを落として年金の範囲内に納めよう
・生活レベルは落としたくないから老後も働いて不足分をカバーしよう

こんな風にいまの生活の行動1つ1つに反映できます。
計算しておいて損なことはありませんよ。

おわりに

最後におさらいです。
・誤解ポイントは全員が2000万円必要・年金がもらえない・貯金で用意するのは無謀
・正しい老後問題の捉え方は家計簿の作成⇨将来の収入支出の検討⇨不足金額の算出

お金は生きる上で切っても切り離せないものです。お金の問題を憂鬱に感じる方もいるかもしれませんが、きちんと考えておけば将来の悩みを減らせるので、今回の記事でお金との向き合い方を考える良い機会にしてもらえたらと思います。

****

以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!

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