「やりたいことはすぐしたほうが却って節約になるかも」の話

この記事はこんな方向け
  • 楽しみを後回しにしがち
  • 楽しく生活したいけどそれより生活が不安なので貯金頑張りがち

やりたいことは思ってからどれだけ経ってから実行する?

今回は小話程度のお話を。

誰もが言っているようなことですが「やりたいと思ったことはすぐに実行したほうがいい」このことは本ブログでも度々申し上げています。

これは従来は次のような理由からでした。

  • 時間が経ってから行っても、その時に行きたい気持ちがなければ楽しくない
  • やりたいと思った時が最も充実した経験を得られる
  • 実行できるタイミングがやってくる保証自体がない
  • 人にかかわるものは、もしその人が亡くなったらいくら積んでも会えないし関われない

ただ、ふっと、超長期で見た時にやりたいときにやりたいことをすることは支出削減につながるのではないか。そう思いました。

以降、そう思った理由を紹介します。

やりたいことを先延ばしすることとお金の罠

やりたいことを先延ばしすることは、すなわち出費を先延ばしすることになるので目先だけで言えば節約になると言えます。

もっというと死ぬまでそのアクションを取らなければ(例えば旅行とか飲み会とか)、そこにかかるお金を用意する必要すらなくなります。節約の究極型と言えるでしょう。

が、もし死ぬまでに必ずするという前提があるなら先延ばしにすることは必ずしもプラスに作用しないと考えます。

それは、先延ばしすることでやりたいことを実行するための金銭的コストが上昇している可能性が多分に存在するからです。

以下、具体例を持って説明します。

旅行

旅行するために必要なお金といえば大きく次の3つです。

  • 移動代
  • 宿泊代
  • 飲食代

いずれもインフレリスクや人気旅行地であることに伴う継続的な値上げはもちろん懸念事項としてあります。

最近ではJR東日本が特急・新幹線のグリーン車やグランクラス車の料金を大きく値上げしたことが報道されていました。

加えて若い時は少しむりして18きっぷを使ったり、近距離なら歩いて移動したり、夜行バスに乗ったりできたのが歳を重ねてからだと長時間移動に耐えられないために

  • 時間を買う

ではなく

  • 体への負担を減らす

ために新幹線や飛行機、はたまたタクシーを使わざるを得なくなります。必然的にコストアップです。

どうせ行くなら元気のあるうちに行ったほうが余計なお金を使わずに済むかもしれません。

きっころ
きっころ

ことし自分は出雲市駅から出雲大社まで往復4時間歩きました!

これも若くて体力があるからこそ!

ライブ・コンサート

同じアーティストやバンドを長年にわたって応援している方は実感あると思います。自分はあります。

ファンが増えるに伴ってホールだったのがアリーナになったから、ドームになったからという理由は別にして、アーティストの活動年数が長くなればなるほどチケット代高くなってないですか?

それは当然の話で、アーティストが活動するには裏方のスタッフさんの存在が不可欠ですが、いつまでたってもCDもチケットも値上げしなかったらファンが右肩上がりで増えない限り横ばいです。

「なんでだよ!!」って思った方。じゃああなたはずっと給料変わらずに定年まで働いてくれますか?たぶんNOでしょう。じゃあ人に払う対価が増えることに文句いうのはやめましょう(^ ^)

貯めてなんぼだけどきちんと使う癖もつけておきたい

ということです。

もちろんお金を貯めないとできないことがあります。また、今すぐできないものもあります。次のようなものは典型例です。

  • 世界一周のクルーズ旅
  • 新しい車の購入
  • 結婚式

自分はというと来年開業する長崎新幹線に乗って久々に長崎行きたいなぁと思っていますが、長崎新幹線に乗るためには何をどうしたって来年まで待たないといけません。こういうのは別個です。

やりたいことを片っ端やって「全く貯金ありません!!」というのも考えものですが、後回しにしたせいでせっせと貯金していたのに思ったより金銭的なハードルが上がってできないってことになったらそれまた考えものです。

結局は何事もバランスなので自分の人生の中でいつ実行に移すのがトータルお得かというのをよくよく考えるのがまずは第一ということになります。

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