過去実績から見る向こう10年のS&P500

まえがき

向こう10年のS&P500はどんな値動きを辿っていきそうかという見通しはモルガン・スタンレーみたいなちゃんとしたところが情報として出しています。ユーチューブでもこの手の動画が出てますね。

この記事は偉そうにタイトルは上記と同じではあるものの、あくまで過去実績に基づくのがポイントです。

過去実績の最悪リターンが向こう10年続くなら

過去にこんな記事を書きました。つみたてNISAの非課税期間が20年ということもあって20年持ち続けた後に「年率換算でいくらのリターンなのか」の目安になるように調べたものです。アウトプットは下図みたいな感じで1980年に投資したぶん=グラフでは00のところは10%超えの年率換算リターンが得られていますが20年を迎えた時にリーマンがやってきた08のところは一般的にS&P500のリターンと言われている7%を割ってます。

この結果をもとに考えます。具体的にはこのグラフの範囲の中で最悪の年率換算リターンが最悪のケースが向こう10年間続くとしたらS&P500の値はいくらになるのかを逆算するということです。


この過去実績の中で最も20年リターンが悪かったのは2000年の4月に投資(=ITバブルが弾ける直前の高かったタイミング)して2020年の3月で丸20年を迎えてコロナショックの暴落を喰らったケースです。

この時は年率換算リターンで+2.9%。プラスなだけでも本来はありがたいのですが7%とされる期待リターンの半分もありません。向こう10年間の間に保有して20年経過するものの年率換算リターンがもしも全て2.9%になってしまうとしたら値動きはこのようになります。

横軸は投資して20年を迎えた時の西暦年、縦軸が値段(厳密にはポイント)です。9月までは実績、10月からは予測なのでいきなり急降下するような形になってますがご容赦ください。

最悪ケースとしてはこのくらい下がっても過去実績上はおかしくないと認識するのにだけ活用してもらえれば幸いです。自分は年率リターン3%だと思って資産形成の計画を練っているので本当にこうなっても特段困ることもありません。

持ちっぱなし、以上ですね。

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