この記事のもくじ
はじめに
FIRE(Finacial Independence Retire Early)という言葉はかなり流行りになっているし、目指しているかたは多いですが実際に達成している人の話って全然聞きません。
投資系YouTuberや〜〜投資家と名前をつけているツイッターアカウントも現状はというとFIREを目指している過程の発信の域を出ていません(自分もな)。
つい最近FIREにかんするニュースを探していたらLENDEXというソーシャルレンディングを生業としている会社がFIRE達成者に実施したアンケートを見つけたので今回はその内容の紹介をします。
アンケート内容
今回の情報元は、PR TIMESです。LENDEXにアンケート発表のページがなかったので。対象者は「FIRE成功者」というふわっとした基準を満たした1005人の方の情報を集めています。
テンプレ
主な資産形成の手段
大きい順に
- 株式(2位に投資信託があるので個別株?):47.2%
- 投資信託:35.9%
- 預貯金:32.3%
と続きます。よく”主な”蓄財手段に預貯金が出てくるなと思います。もっと株式投資とか仮想通貨(11%でした)の割合が多いと思っていました。
蓄財額
金額が小さい順に並べると
- 1000〜3000万円:51.8%
- 3000〜5000万円:21.4%
- 5000〜7000万円:14.2%
- 7000〜10000万円:5.7%
- 1億円以上:6.9%
今回いくつかあった設問の中で一番イメージと異なる回答でした。3000万円以下ということは4%ルールを適用しても月の生活費は10万円。自分は楽勝ですが、一般ピーポーなら5000万円以上の準富裕層に到達してからFIREするもんだと思っていたので。
もっとも、3000万円以下が過半数なのはすごく違和感があります。これは自分の勝手な予想ですが、すでに持ち家があって家賃が不要な分必要資金が少なかったのではないかと睨んでいます。
FIRE後の働き方
- 会社員:76%
- 自由業(フリーランスのこと?):14%
- 経営:7%
FIREって早期退職も含むから働いてるってことはFIRE成功じゃねぇじゃんとつっこんでおきます。
耳障りがいいからFIREと言ってるだけで実際は経済的自由だけ達成してこれまで通り働いているのではないかなぁ?
他人は他人、自分は自分
ものは言い方一つ
「FIRE」でYahoo!のリアルタイム検索か何かをしていたときに
FIREって要は昔でいう脱サラをそれっぽく言っただけでしょ?
という意見を見かけました。言われたらその通り。
- FIRE
- セミリタイア
- 経済的自由
どれも言い回しを変えているだけで本質的に意味するところは働かなくても暮らせる状態です。
このアンケートは「FIRE成功」と言ってるので目を引きますが、実際は働いている方が多いのと資産額も結構少なめなのをみると本当にFIRE成功なのか疑問。
他人の目標と自分の目標はノットイコール
別に上記は資産額が少ないことに対してケチをつけるものではありません。むしろ自分は自分がかなり倹約なほうで3000〜5000万円を一つのターゲットにしているというバックグラウンドから「案外自分と同じレベル感の方が多いな」と思ったまでです。
これもネットサーフィン時の話として「3000万円とか4000万円でFIREしている人いるけど大丈夫?なんだかんだ1億円はないと」と発信している方がいたのですが、
1億円で足りるかどうか、もっというと1億円を目指すべきかはその人のお金の使い方次第です。
自分は生まれてこの方年間200万円ほどの出費がMAX(だったと思う、少なくともこの2年は120万円程度)なので1億円というお金は過剰です。4%ルールで行くならやっぱり5000万円が目安になるわけで、それ以上蓄財に時間をかけるのは無駄ってもんです。
どうせ参考にするなら自分と似た境遇の方を探して「べき論」ではなく「私はこうしました」という経験談ベースで話してくれる人を見つけられると◎ですね。
自分は淡々と経済的自由を目指して
自分はこのアンケートを見たところで目標は変えませんし、淡々と蓄財するのみです。何か一つ見たぐらいでぐらぐらするようだと経済的自由の達成も怪しくなります。
早く4%ルールやってみた的な記事を書けるようにがんばろっ。