この記事のもくじ
まえがき
11月2日にダイヤモンドオンラインから出ている「「ESG投資は儲からない」という人の大きな勘違い、そのカラクリとは?」を紹介します。
インデックス投資が万人にとってはいいよと言われる昨今、わざわざこんなテーマつきの金融投資をする人が少なくとも個人ベースでどの程度いるのかは疑問点。
自分は過去に儲けることを目的にするならESG投資はナシだと申し上げました。この記事ではESG投資は儲かると言う前提で話が進んでいるので、反対意見ではあります。
とはいえ流行ってるからESG投資をするんじゃなくて、ちゃんと理解してするなら納得感を持てるというものですよね。そこリマインドの意味も込めて今回紹介することにしました。
ESG投資ってそもそもなんぞや
記事の内容を出す前に、ESG投資の意味を明記しておきます。知らない人もいるかもしれないので。
- Environment(環境)
- Social(社会)
- Governance(ガバナンス)
SDGsと瓜二つなもんです。一昔前にCSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)が流行ったのと同類と思って結構です、自分はそう思ってます。
ESG投資は将来起こるであろう社会の変化をあらかじめ取り込む投資方法
インデックス投資は自分で考える要素がほとんどない、せいぜいその国なり地域なりセクターが将来的に伸びるか否かだけ考えたらしまいです。業績がどうだからとか考える必要がないし、考えてもリターンを変えようがない投資方法です。
投資(ここでは儲けることを目的としたものだけにします)するときの考え方に立ち返ってみると、要は将来伸びるかどうかですよね。もし昔の時点で「将来はネットショッピングが常識になる」と思ってたらアマゾンに投資してたでしょうし、スマホが普及すると思ってたならアップルの株を安値で仕込んでいたことでしょう。
その点でESG投資もやってることは一緒です。今はスタンダードじゃないけど将来スタンダードになるから今のうち仕込んでおこうという類のものです。実際にそうなるかどうかは別物ですが。
短期的にはいいかもしれんけど長期的にはどうか
冒頭にも載っけた過去記事の通りなのですが、ESGを意識した経営をしている企業が少ないうち=いま投資するのはいいかもしれませんがそれが普通になってしまったら結局はその中で業績がいいところ、将来の成長が見込めるところと言う今までと同じ観点で投資してもらえるか否かが決まってしまうように思います。
あと、将来の変化を予測して投資する点では昔のうちにアマゾンやアップルに投資しておくことと同じだと自分の認識を示しましたが、これと違うのはESG自体が儲けをうむビジネスモデルだったり商品だったりしないことです。
だとするとESG投資をした場合のリターンってESGの認知度の増加しろ分くらいしかないんじゃないか・・・これが自分の思いです。現在CSRが当然になってしまっているように5年、10年としないうちにESGは当然になるでしょう。もし自分がESG投資をしたとしてもそこで売ります。
ESGが悪いとは言いません。過去記事と同じですが、自分の資産拡大を長期的に図っていく上での手段して適当かと言ったらNOじゃない??ってだけです。
自分ならどうするか、ぜひ考えてみて下さい。くれぐれも流行ってるから投資するなんてないように・・・。