この記事のもくじ
8月9日のニュースにて
無料から1枚10円
経済ニュースで上がってたものですね。Yahooのトップにも掲載されていたのでご覧になられた方も多いのではないでしょうか?
気になる方は無印良品のニュースリリースのリンク先を貼っておいたので参照してください。
表向きには環境保全
ニュースリリースを一通り読むと目的は以下となっています。
- 買い物袋の使用量自体を削減して
- マイバッグを推進する
元を辿ると無印良品に限らず、スーパーやコンビニなどでこれまで無料でついてきたレジ袋が有料化されたのが2020年7月1日です。これは海洋プラスチックごみの問題を受けたものです。プラスチックごみは基本的に微生物でも分解できず、海に流れていったものを魚が食べてしまうのです。
ゴミを減らすならやり方としては①そもそもゴミになるものを流通させない(発生)②流通させるとしてもゴミとして投棄させない(流出)の何かですが、これは発生源の一つであるレジ袋が流通しないようにということで制度化されたものです。
巷では結局スーパー袋をまとめ買いしてるから全体の流通量は減ってないんじゃないか疑惑も上がってますけどね。
本音は収益改善?
対応する事業者からしたら表向き(建前)は
- ちゃんと法令に対応していますよ!
- ESG、SDGsに配慮した事業活動をしていますよ!
という対外的には非常に受けのいい印象を与えられるからちゃんと遵守しはするしょうけど、本音を言えば
- 今まで無料で渡していて支出だけかかっていたものを有料にすることで資金回収できる
ということで嬉しい変化だと思います。ちなみに紙袋自体は有料化しなくてもいい(制度上は)のに有料化するってことはそう思われたり、便乗値上げという批判を仮に受けてもしゃあないかなと。
価値があるなら理由はともあれ価格付きに賛成
ただし!今回の無印良品の紙袋の有料販売については賛成です。それは
無印良品の紙袋自体にファッション、インテリアの側面で価値があると思うからです。
例えば大手デパートの一つ、伊勢丹の紙袋(あのカラフルなやつ)はそれ自体で「伊勢丹の紙袋だ!」と認知されてますね。少なくともそこら辺の紙袋とは別物扱いです。
こと無印良品の紙袋も同様に捉えている方は少なくないのではないでしょうか?なんらか価値があるものは無料ではなくて相応の価値(といっても袋なのでぼったくりはできませんが)をつけて販売することには何の問題もないと思いませんか?価値があると思えばお金を払ってでも買うし、価値がないと思うならマイバッグを持っていけばいいだけの話です。価値がないと思っている人のために出費にしかならないものを作る必要はありません。
相応の価値のあるものには相応の金銭的な評価を持ってやり取りできるようになってほしいなと思います。