この記事のもくじ
まえがき
11月25日にBUSINESS INSIDER JAPANで掲載されていた記事です。年の瀬は色々とやることが立て込みがちですが、お金のことも忘れずにいたいものです。
この記事で紹介されている5つのこととはこちら。
1つ目は年末なんて言わずに必要に応じて確認した方がいいとは思います。突然死なんてなったら残された家族が困るので。自分は普段使っているサイトについてはパスワードとIDをまとめたPDFファイルを端末に忍び込ませているので、それを見てくれれば一通りの解約はできるようになってます。
- 受益者とパスワードを更新する
- 源泉徴収票を確認する
- 非課税枠を最大限利用する
- 予算をインフレに合わせて調整する
- ポートフォリオをリバランスする
リマインド〜非課税枠の使い切り〜
この記事でいう非課税枠とはNISAとiDeCoの話です。
ここでなんじゃそりゃとなったら、それ以前の話なのでまずは制度概要を確認されることをお勧めします。
で、ここからは知ってる前提になりますがiDeCoは人によって利用できる年間の投資金額が異なるものの12で割り切れる数字だから良しです。問題はNISAです。一般NISA(通称)は年間120万円ですがつみたてNISAについては40万円。12で割り切れません。なのでちゃんと設定をしないと40万円を使いきれないというクソ仕様です。
じゃあどうするのかと言ったら「ボーナス設定」とか「増額設定」なんてものがありますね。自分はこれで枠を使い切るようにしています。
- ベース:33,000円/月=396,000円/年
- 増額設定:4,000円@1つの月
⇨合計400,000円使い切り
自分が利用している楽天証券のFAQページでもご丁寧に増額設定の例を示してくれています。
楽天証券まで月に33,333円なんていうダサい金額で事例を作っているのが解せませんが本題ではないのでこれ以上は突っ込まずに置いときます。
人によっては「つみたてNISAなのに12月から積立開始したら一括投資と変わらんやん」と思われることでしょう。自分もそう思いました。自分はつみたてNISAに対して
- 毎月定額で買付=ドルコスト平均
ではなくて
- ほぼ確でプラスリターンになる20年間という保有期間の間非課税であること
に価値があると思ってるので、極端をいうと1回の買付で40万円買ってしまいたい口です。が、そうじゃない人からしたら「どうせ増額設定しなきゃいけないなら年末じゃなくて年始に言ってくれよ」と思われることでしょう。そうだと思います。毎月コツコツする人のことを考えたら、こういうのは年始に出回って欲しいですよね、どうせなら。
リバランスは、そもそもやらなくていいような商品購入で
リバランスは年に1回はやったほうがいいといいます。リスクを一定に保つための作業ですね。場合によっては商品の入れ替えのためにスポット的に売り買いする方法も知られており、考え方によってはつみたてたものを将来的に売っていくための練習としても機能するのかななんて思います。
が、ここについては「別にやらなくても良くない?」と思ってます。
リバランスの方法は商品を売買してしまうのとは別に今後の積立の比率を変えることでも実現できます。
- 株式80債券20で毎月購入していた、資産比率も80対20にしようとしていた
- でも1年後に株式90債券10になっていた(このままだと株式に偏っている)
- なので翌年の積立設定は株式70債券30にして、株式80債券20になるようにする
自分がやるならこっちですね。積み立てているフェーズで売るという行為は心理的ハードルが高い。
加えて、この記事がまさにそうですが、アセットクラスや地域の異なる商品(株式・債券・REIT/米国・日本・先進国・新興国)を複数持ってる前提で話が進んでいます。ここについても最初っから全世界投資の商品を選んでおいたら余計なリバランスを排除できます。
自分はやってませんが、「もし人に勧めるなら」なポートフォリオはこうです。
- 全世界株式の投資信託
- 現金
シンプルで良くないですか?これだったらリバランスと言いつつ、やることは全世界株式の投資信託の積立金額設定を変える、それだけです。めっちゃ楽。
自分にとって楽ちんおよび精神衛生上GOODなら方法はなんでも構いません。
上記は単なる一意見ですので、「確かにこういう考え方もあるかと思ってもらえれば幸いです。投資を始めてない場合は、まずは勉強からですね。