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こんなニュースが
来年の最低時給は30円アップ
Yahooのトップニュースにも出ていましたね。値上げの〇〇が続く中、嬉しいニュースですね。最低時給で働いている正社員の方はいないでしょうが(サビ残の結果、はあり得るかもですが)週5日、8時間だとすると
- 8時間×5日×4週×31円=4960円
の給料アップとなります。
ちなみにですがこの最低賃金を話し合う「中央最低賃金審議会」の資料は厚労省のHPから閲覧できます。
過去からの推移
ここで厚労省のHPに掲載されている2002年度以降の全国平均(加重平均です)の最低賃金の推移を見ておきましょう。
これ、恥ずかしながら知らなかったのですがこの期間では必ず賃金が上がっています。2000年代は1円だけあげるみたいなせこい??こともしていますが、特に2016年からは金額にして30円、%にして3%程度の最低賃金上昇が継続しています(2020年度はコロナの影響か1円だけでした)。
と聞くとちゃんと最低時給は右肩上がりで変えてくれてるんだなって思いますよね?
物価の伸びと比べると
参考までに消費者物価指数との比較グラフも載せておきます。
これだけ見ると「あれ??物価よりも最低賃金の伸びがいいじゃん!」と思うことでしょう。最低賃金は、ですね。
最低賃金が上がって給料が上がる人は最低賃金で働いている人がベース。それ以外の人は雇用主が気を利かせてあげてくれるかどうかにかかっているので結局ここが問題。皆さんがアルバイト・パート・派遣先・勤務先はどうでしょうか。
それでも上がらないよりはマシ
最低賃金が上がるかどうかと働いている人の給料が上がるかどうかノットイコールです。ですが、最低賃金が上がっておけば元々それよりも高い時給(換算)で働いている人から「このままじゃ最低賃金で働いている人を基準にしたら自分達は割に合わない!自分達の給料も多少は上げろよ!」という圧力はかけれます。
政府部門には最低賃金が全ての働いている人に本当に適用されているか(要はサビ残とかで正味最低時給以下になっている実態を炙り出すみたいな)にも注力してもらって真に給料が上がっていく仕組みづくりを頑張ってほしいですね。