【2020年読んでよかった本10選】イギリス式月収20万円で愉しく暮らす

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
2022年にもなって今更な記事ですが、もともと2020年に読んだ本は紹介していなかったことと2020年に読んだ本は今でも読み返している本がいくつもあったので、今からでもぜひ読んでほしいというスタンスです

今回紹介する本

『イギリス式月収20万円で愉しく暮らす』です。

月当たりいくらあったら自分の中でイメージする贅沢な暮らしができるでしょうか?20万円?50万円?はたまた100万円??

少なくとも『手取り14万円の日本終わってる』問題があったことからプラス6万円の20万円で贅沢という人はいてもごく少数でしょう。

そんな中、あまりお金を使わなくても豊かに暮らせますよというのが本書の趣旨です。

著者がイギリスで暮らしたときの経験からイギリス人と日本人を比較する形で暮らしのエッセンスを紹介しています。

本書の構成
  • 住まい(部屋)の最適化
  • ブランド品に頼らないおしゃれ
  • 服はいいものを長く
  • 家事はほとほど
  • お金を使わない健康美容
  • 医者に頼らない健康習慣
  • スキマ時間の有効活用
  • お金を使いすぎないお買い物
  • お金と人

耳が痛過ぎる日本の習慣&風習

日本のここは変だよねと言われていることがいくつもあるのですが、その中で自分が同意せざるを得なかったものを紹介します。

  • 冠婚葬祭は粗大ゴミを増やすイベント
  • プチ贅沢だの自己投資だなどと言ってお金を使わせようとする
  • 日本人は旅行土産やお中元、お歳暮とギフト中毒になっている

よく言えば日本人ならではの人間関係を構築していくための古き良き習慣、悪く言えば風習に託けたビジネスです。

全部が全部無くせばいいとも思いませんけど、周りから見たらそれって必要??と思われていることに目を向けた方がいいです。

ご祝儀を贈るのはそういうもんだから、お歳暮は送った方がいいと言われたから・・・。これって保険とかぼったくり投信とかに足を突っ込むときと似たような言い文句ですよね。

昔の日本でもできてたはずの習慣も

この本のいいと思ったところ

  1. 原点回帰な暮らしの存在に気づける
  2. 実は日本のおかしいところ、普通でないことにも気づける

悪いものを直す、普通のものをより良くするには客観的に見てどうか、周りと見てどうかという視点が肝要です。

自分は正しいと思ってたけど、実はそうじゃないことが視野を広げると出てくるもんです。

注意点
前向きな目的での比較であって、個人的には誰かと比較しないことを常とする方が精神衛生上はおすすめです

本書の内容に関連して思ったこと

文字通り受け取ると日本はダメでイギリスがいいかのように思ってしまいますが、本書で述べられている

  • 衝動買いしないで長く使えるいいものを買う
  • 梅干しは健康にいいみたいな古くからの健康に関わる習慣がある
  • 昔の家は茶の間がリビングでありダイニングであり

など、根っこでは似たような要素があったと思います。今は違うからこういう指摘が来てるんでしょうけど。

お金をかけるべきところにはかけて、そうじゃないものには大してお金をかけなくてもマイナスはないよってことに気づけると50万円ないとダメだと思ってたのが40万円、30万円でも満足できるかもしれませんね。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中10点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • できるだけお金を使わないライフスタイルを指向している
  • ついついお金を使う癖がある

自分は20万円どころか10〜15万円もあれば十分満足な生活を送れるので幸せだなぁと思います。

たくさんお金を使えるから幸せ、ではないと思ってまして、それを他の方にも知ってもらいたいです。

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