この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』です。
本田健さんといえばお金に関する著書をいくつも出しておられる有名な作家さんです。
本書は世界で一番頭脳明晰とされるユダヤ人大富豪を通じて本田さんが学んだ幸せなお金持ちになるための秘訣が書いてあります。「幸せな」というのがミソですね。
本書の構成は以下の通りです。
- 社会の成り立ち(仕組み)を知る
- 大好きなことをする
- 直感力を高める
- 感情をコントロールする
- ものの売り方を知る
- スピーチを極める
- 人脈を作る
- お金の主人になる
- 自分のビジネスを持つ
- 達成できたことにフォーカスする
- 他人の助けを得る
- パートナーの力を借りる
- お金持ちの考え方を身につける
- 決断して行動する
- 失敗の取り扱いを身につける
- 夢を見る
- 人生で起こる全てを受け止める
自分にとって最も学びになった秘訣
17つある秘訣のなかでお金の主人になるための秘訣が一押しです。本章からいくつか抜粋します。
- 多くの人はお金を理性で捉えているのに、実際の行動は感情で決めている
- お金は気持ちよく使うようにする
- お金持ちになるための5原則
- たくさん稼ぐ
- 賢く使う
- ガッチリ守る
- 投資する
- 分かち合う
この「分かち合う」が重要な視点です。リベ大的にいうと最初の4つは稼ぐ力、使う力、守る力、増やす力に該当しますが、どれにも当てはまらないのが分かち合う。
わかりやすい例は寄付ですが、「稼ぐようになったら寄付します」といってる人はいつまで経っても寄付しません。そんな余裕はないと自分でいってることに他ならないので。
見返りなしに金銭や時間を差し出すというのは受け入れ難い行為ですが、これができればお金の主人として極めたと言えそうです。
稼ぐも守るも使うも増やすも分けるも全部大事
この本のいいと思ったところ
- ユダヤ人大富豪の生の声がわかる
- 金持ちになれれば何でもいいではない
幸せなお金持ちになろうと思ったら手段を選ばずに稼げればいい、お金を使わないように人を利用してやれば良いという発想ではNGです。
他人を蹴落とさないでお金持ちになるためのマインドが手に入ります。
本書の内容に関連して思ったこと
本書の目的はお金持ちになるマインドを知ることにありますが、内容の全てがお金に絡んだ話ではなく、物によっては人生観としてこうあるべきという秘訣もあります。
お金持ちになるための〜〜ではなく、いい人生にするための〜〜と考えて咀嚼して行動すると後付け的にお金がついてくるような気がしました。
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中9点です。
この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。
- 意味のあるお金持ちになりたい
がんばってお金を稼いだのに心は不幸、気づいたら周りから人がいなくなった・・・。
こんなことになりたくなければ本書の出番です。