この記事のもくじ
この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。
今回紹介する本
『アフターコロナの未来図 教育、観光、エンタメ、スポーツ etc. 6人の識者が新世界を予測する』です。
新型コロナの感染拡大が始まって間も無く「コロナ後の世界はどうなるか」という本やら記事はいくつも出てきてますが、ようやく現実味を持ってコロナ後の世界を考えられるような状況になりつつあります。
テレワークとかオンライン〇〇と言う言葉はかなり浸透してきましたが、きっとその道のプロが執筆してるからさらなる深掘り知識が得られるに違いない!と期待して購入しました。
書籍の構成
本書はタイトルの通りになるのですが、以下の6つの分野についてコロナ後の世界はどうなるかを解説しています。
- コミュニケーション
- 観光・通訳
- アメリカ教育
- スポーツ
- エンタメ
- 文化
観光・通訳とアメリカ教育ってどんなニッチな見方よ!って思いましたがそれはおいおい・・・。
書籍の一部内容紹介〜観光通訳界隈の取り組み
観光業界は飲食と並んでコロナの影響を被った代表例です。特に海外のインバウンドがなくなったことから海外旅行客を相手にする通訳にとっては大打撃ですがそんな中でも以下のような取り組みをしているそうです。
- アフターコロナに向けた教育の実施
- 研修講師としてホテルや旅館に派遣
- ご当地オンラインツアー
ご当地オンラインツアーって新鮮味あるようなないようなってというのが自分の感想で、そんなことするならYouTubeでチャンネル開設して海外向けの日本国内の旅動画を撮ればいいのにって思いました。
旅行系YouTuberはたくさんいますが、英語翻訳をつけている動画を見たことはありません。別に落とすわけではないですが、日本人って極端に英語力がなくて「英語喋れなくても旅行行けるよ!」っていうぐらいなもんで海外向けに動画を作る能力がそもそもないと思います(英語喋れなくても旅行行けるのはまぁ嘘ではないけど・・・)。
そこで通訳している方なら観光名所の説明を含めて英語ではどう表現すればいいかのノウハウがあるわけですから、そういったジャンルで動画を作ればその旅行会社のPRにもなるしプレゼン力も付くしでいいのになぁと思いました。
感想などなど
この本のいいと思ったところ
- 別の6人の解説を読めるところ
申し訳ないですがこんなもんです。要は自分からしたら特別いいと思ったことはありません。
本書の内容に関連して思ったこと
エンタメのことについて少しお話を。
世の中はリモートやらオンラインでなんでもできるようになったらオフラインは不要という論調が広まっていますが、スポーツやエンタメについてはむしろ逆だと思います。
つまりオフラインの価値が上がったのではないかということです。
コロナになる前からCDではなく配信やYouTubeで聞くからいいやという流れが広まった一方でレコードの売上は上がっていましたし、コロナになって配信ライブがされるようになった結果「やっぱり現地で経験できないと意味ないよね」という意見も聞かれるようになりました。
CDが売れなくなった分アーティストはライブおよび現地でのグッズ販売でお金を儲けるスタイルが定着していますが、コロナ後この特徴が強まるんじゃないかなと思います。
加えて上記のようにやっぱり生こそ一番と感じた人が増えればコロナ前よりもライブ会場に足を運んでもらえるチャンスも生まれるわけでして、ぜひスポーツエンタメについてはしばらくの間安心して観戦・鑑賞できる環境づくりをしてほしいですね。そしたら飲食や旅行業界よりもよっぽど早く立ち直れるのではないでしょうか?
この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人
おすすめ度は10点満点中5点です。
ボリュームが小さすぎるし内容も真新しくないしで、これは自分にとってははっきりハズレ本です。
あまりに暇で読む本もないわというなら読んだらいいんじゃない?というくらいです。こんなこというのもなんですが、よくこの分量で1冊にしたなって思います。
今回はこれで以上です。