この記事のもくじ
まえがき
今回紹介する本
『みるみるアイデアが生まれる「歩考」の極意 すっきりアタマで思考がひらめく40の成功散歩術』です。
本書の概要
自分は健康増進と気分転換を目的に毎日散歩をしていますが、これを読んでいる方はどうでしょうか?そもそも散歩なんか死ねぇよって方のほうが多いですかね。
本書のタイトルを読めば「歩行」ではなくて「歩考」です。一応健康目線でも散歩に関する情報を載せていますが、それはメインではありません。メインはあくまで「歩いて考える=歩考」です。
じゃあ何がテーマかと言えば歩くことでどれだけ仕事や生活にプラスの影響が生まれるか、です。
ここに書かれていることに科学的根拠=エビデンスはありません。あくまで筆者個人の経験に基づくn=1の情報です。それを念頭に置いて読みましょう。
- 仕事のスピード
- アイデアの着想
- 日常生活の違いへの気づき
- 情報収集能力
- 人脈の広さ
- 歩くとは
- 筆者の歩考習慣
著者推奨の歩考スタイル
歩くにあたっての必要事項が本書ではところどころに書いてあります。
ウォーキングシューズ
健康目的ではないけれど長距離歩くことを前提に話が進んでいます。歩くだけならどんな靴でも成立しますが長距離、長時間となると別(例えば山手線内なら全部歩くそうです)。
毎日の習慣にするならなおさらなのでちゃんとそれ用に買っておくというのは自分も推奨します。たかが歩くだけなんですけど一回靴擦れになったりするとやる気激落ちするので。
スマートフォン
今時いわなくてもみんな持ち歩くでしょう。
地図にもなるし電話もできるしメモ帳機能もあるしボイスメモだって可能。著者は「歩きながら仕事をする」ことを志向しているので仕事道具としてスマホは必須というわけ。
なお、ここからは自分の意見。スマホは持ってもいいですが、ネットは使わない方がいいと思います。自分で考えることを歩いてる最中にしたいのにいつものようにググってばかりいたら考えることをしません。この点著者の意図しているアプローチとは変わってしまいますが「歩考」というなら電話だけできるようにしてネットは使わないっていうふうにして欲しいです。
電話しかできない端末を持っておけばいいんでしょうけど、割に合わないので現実味がないですね。
一定のリズムで歩くこと
これは同意です。
歩くペースを変えると、ただの運動です。運動目的ならいいんですが歩きながら考えることが本書の狙いですので、そこからは外れてしまいます。
いかがでしょうか。そんなに意識しなくても満たせる条件だと自分は思います。
あとは歩きながら考えるを実践するのみです。
あとがき
自分の足で歩けば交通費も浮くし、運動不足を解消できるし、おまけに脳を活性化できる(かもしれない)しで一石三鳥はある行為です。
「いや、自分はずっとパソコンに向かっていた方が集中できてトータルのアウトプットも増やせます」というならそのままやったらいいと思いますが、人の集中力ってそう続きません。今のところ自分の経験ベースでも
- アイデア出し、構想練り、To doリストの棚卸しは歩きながら
- アウトプットは散歩から戻ってきたら一気に
が一番タスクが進む方法です。夏場は歩きたくないかもしれませんが早朝なら全然いけます!1日5分、10分から歩考習慣をはじめてみてはどうでしょうか?