この記事のもくじ
まえがき
今回紹介する本
『読書会という幸福』です。
自分はこの通り読書していますが、読書会なるものはやったことがないのでワードに惹かれて読んでみました。小学校・中学校なら朝の読書会みたいなことはやったことがある方もいることでしょう。
著者にとって本当は現実逃避の手段であり、人間の機敏を教えてくれる人生の学校であり、悶々とした思いを昇華する場所だったそうです(本書の”はじめに”から)。
本は一人で読むもの・・・自分は今もそう思ってますし、著者もそう思ってたそうですがもう一つの本の読み方として認識したのが読書会です。本書では読書会とはなんぞや、読書会のメリット、これまでに著者が読んできて印象に残った書籍が紹介されています。
- 読書会に参加してみよう
- 読書会に潜入してみる
- 司書として主催する
- 文学に生かされてⅠ
- 文学に生かされてⅡ
- 翻訳家の視点から
- 読書会の余韻に浸るー「読書会報告」から
どうせやるならー読書会をうまく活かすためのポイント
わざわざ読書会なんてしないよ、と言われるとそこまでなので読書をする且つ読書会を開くとなった時にどうすれば成功するか、書かれていることを抜粋します。
- できるだけ欠席しない
- 課題本は必ず読み終える
- 他の人の意見を否定しない
- 課題本をリスペクトする
- 一人で喋り過ぎない
- 雑談をしすぎない
なんか、読書会関係なく「会話をする場所なら当然でしょ」と思うものです。
さらに自分が気になったのは2つめと4つめ。本書でいう読書はニアリーイコールで小説の類(=よく自分が読むような新書はない)を対象をしているので同列には語れないかもしれませんが、本って必ず最初から最後まで読むもんでもありません。形だけ読むくらいなら「つまらんかった!」という感想をぶっちゃけた方がいいように思います。
それに人の意見には肯定することも否定することもあり得るのに読書会では悪く言っちゃいけない、リスペクトを持ってと言われても無理があるなぁと。みんなしてある1冊の本をヨイショするのがいいのかと思ってしまいます。案件で著者からお金でも貰ってるなら別かもしれませんけど。
と、書いてるくらいなので自分はあんまり好意的には思いませんでした。
もしも自分がやるなら、
- 賛成反対どちらの意見でもOK
- なんなら各自がここに読んだ本を紹介して、その場で議論する
みたいなやり方を取りますね。その方が建設的になる気がします。