【2022年読書レビュー208】旅と鉄道2022年11月号 ニッポンの鉄道を応援する方法100

今回紹介する本

『旅と鉄道 2022年 11月号 ニッポンの鉄道を応援する方法100です。


今年は鉄道開業から150周年だとこのブログでは複数回ご紹介した記憶がありますが、懲りずに鉄道関係の本というか雑誌をチョイスです。

というのも開業した当時はまさに大量・高速輸送という鉄道でないといけない事情があって望まれて整備されたインフラにも関わらず、最近(2022年12月の話で)聞こえてくるニュースといえば北海道新幹線の事業費が6,000億円増加しそうとか、JR各社の在来線が赤字でボロボロだというような悪い物ばかり。さらにはカーボンニュートラルとかいっといて高速道路の整備は進んでいくしで逆風の嵐です。

そんな時こそ鉄道を応援です!応援≒乗る、その会社の株を買うくらいですが維持させてあげるために乗るというのも本末転倒なのでどうせなら自分も楽しめて鉄道会社の利益にもなる、そんな二兎を追える応援方法が紹介されています。

自分が興味を持った企画列車

ここでは自分が行ってみたいと思ったものかつ、これを書いている2022年12月時点で行こうと思えば行けるものを紹介します。

あらかじめ断っておきますが多分に自分の贔屓も入ってます。

IGRいわて銀河鉄道

IGRいわて銀河鉄道は東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸された2002年にJR東日本から3セク化される形で発足した鉄道会社です。つまり2022年は発足から20年の節目です。鉄道開業と並んで節目を迎えたわけですね。

ホームページから拝借しました。

さて、IGRではそんな20周年をお祝いするべく「青森・盛岡ライナー」を運行していたようです。過去形で書いてるくらいなのでこれはもう乗れません。

自分が使ってみたいのは「きたいわてぐるっとぱす」です。1日〜3日間で一定の範囲内の区間は乗り放題というのがよくある乗り放題きっぷですけれど、こちらの切符は一方通行じゃないと使えないという代物です。それでは不便だという方もいるかもしれませんが、スタートとゴールが決まってる方がなんか良くないですか?

こちらの切符は盛岡ー二戸ー久慈ー宮古ー盛岡をぐるっとした区間でIGR、バス、そして三陸鉄道に3日間乗れます。3日間フルに使うなら連休がマストだけど、そういう時間をなかなか取れないのが辛い・・・。

由利高原鉄道

また東北かよと思われたことでしょう。だから「贔屓が入ります」って書いといたんです。

由利高原鉄道は秋田県の由利本荘市の鉄道会社です。路線名は鳥海山ろく線ですが、鳥海さんがいうほど近い場所にはありません。

適当に路線のところを囲みました

こちらで気になるのが「affetto treno」というレストラン列車です。なんと価格は15,000円というなかなかのものですが列車内ではイタリアンを堪能できるとのこと。

今の時点だと2023年2月しかないチャンスも車両工事とかいう前々からわかってたやろ!!という理由で開催されないみたいですが、悪いことは言わないので来年度以降も運行して欲しいものです。

なおこの企画で使われるのは「おもちゃ列車」なる凝ったものらしいですが、これ自体は他の機会でも乗れるのでそちらで乗ってみるのはアリかも。

会津鉄道

結局全部東北かい!となるわけですが、しょうがない。そういうもんです。

ここのところ会津方面で賑やかな鉄道といえばそう、只見線です。上下分離で10年ぶりに運行が再開されたということで結構お客さん(というか多分乗り鉄)が利用しているようです。

西に向かうは只見線、南へ向かうは会津鉄道

自分が乗ってみたいのは、その名も「お座トロ展望列車」です。すごいユニークななまえ。乗車券プラス400円ポッキリで利用できるのはコスパを感じます。

この路線は川沿いなので只見線に負けず劣らずなトレインビューが楽しめるのではないかと期待してしまいます。

これもホームページから引用しました

自動車も便利かもしれないけど、鉄道isサステナブル

今でも自動車は非常に便利です。好きな時に、好きなタイミングで好きな場所へピンポイントへ移動できるものは自動車以外にはありません。タクシーも行けますが、プラスアルファの費用がかかるので大概の方は採用しないでしょう。

さらには電気自動車に自動運転にと自動車環境を取り巻く課題を解決するような一見するといいニュースしかありませんが、電気自動車になろうが事実上の二酸化炭素排出が0になるわけじゃないし、完全自動運転をできるほどちゃんと整備された道路かと言ったら幹線道路とか高速道路に限られるしで完璧ではありません。何より混雑の原因になります。保有することに対してのお金もかかります。

その点公共交通機関の場合、乗車料金は払いますが、アホほど高いガソリン税を払う必要もないし運転してたら注意力を割きながら移動しているところを読書や動画鑑賞など生きた時間として使えます。車を否定はしないけど、鉄道やバスを基軸として自動車、自転車、徒歩が補助的な役割となるのがいいバランスだと思うのです。歳を取ったら免許返納がスタンダードな現代ですから最初っから公共交通を使う生活をデフォにすれば「自動車がないと困るんだ!』ってことも起こりません。

JRだけじゃなくて全国の私鉄も含めて少しでも多くの人に使ってもらえる日が来て欲しい・・・。自分はこれからも鉄道第一で生活します。

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