【2023年読書レビュー025】お金が貯まるSDGs!

環境だけじゃない!食こそSDGs

『お金が貯まるSDGs!』についての紹介です。


SDGsって環境問題だけを意識した取り組みでないことは17の目標を知ってる人なら「当然だよ」なんですが、どうもカーボンニュートラルにESGにと環境っぽい横文字が広まったせいか、地球温暖化とか環境にやさしいようにしとけばええんやろって思いがちですがそんなことはありません。

本書は「お金が貯まる」って書いていますが、話の中身は自給自足生活のノウハウです。ちなみに食事に関するSDGsの目標にはこんなのがあるのでちゃんと関係はしています。お金が貯まるかどうかは知らんけど。

  • 飢餓を0に

ここまで自分でやる?なサステナブルな食へのアクション

本書で紹介されている(あくまで著者がやっていることとして)ことは自分で野菜を育てること、以上です。ただそのために

  • 袋栽培を活用して少しでもハードルを下げる
  • ペットボトルプランターの自作
  • グリーンカーテンついでにゴーヤなどをそだてる
  • キッチンでもキッチンペーパーなどを活用すれば水耕栽培的なことはできる
  • キャベツやにんじんの芯があれば再生栽培でもう一回食べられる

と自分からすると「どう考えてもサステナブルじゃねえよ」って思うことが紹介されていました。個人がちゃっちいスケールで栽培にトライするくらいなら、まずは買ったものはちゃんと食べ切るとか飲食店側としてはフードロスが出るほどアホみたいな量を陳列しないとかを優先したほうがいいと思います。

その上で、ですら農業は規模の話ですからキッチンとかベランダで一人一人がちょこまかするんだったら国内の農業を支援して農家が食いっぱぐれないようにする方が現実的かと。

本書の冒頭には「無理をするな」ってあるんですけど、どう考えても無理です笑。

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