【2021年読書レビュー】お金持ちになる人の心理学

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『お金持ちになる人の心理学』です。

本書ではお金持ちを以下のように定義しています。

  • お金を稼げるようになる
  • お金が貯まるようになる

じゃあそのお金が稼げるとか貯まるはいくらからだ!?と言いたくなりますが、これは主観で決める「人それぞれのお金持ち」と理解しておくのが吉でしょう。年収1000万円が目標なら1000万円以上がお金持ちだし、年収500万円でも十分という方なら500万円以上がお金持ちです。

ちなみに筆者の職業は心理カウンセラーなので投資が生業で儲けたから執筆したというよりはタイトルにある通り心理学の観点でどんな考え方をしていれば「お金持ち」になれるかが書かれていると思ってください。

本書の構成は以下の通りです。

本書の構成
  • 感情のままで動くと貧乏になる!
  • 嫉妬で離れるお金
  • 無意識で引き寄せるお金
  • 知能指数で自分を客観的に知る:オープンダイアログ

お金持ちになる鍵は”無意識”

本書冒頭で「大事なポイントは『無意識さんの力でお金持ちになる』ということ」としています。

きっころ
きっころ

意識していないから無意識なのに、どうやって無意識をコントロールすんねん!

と思慮の浅い自分は思いました。が、どうやら意識と無意識のバランスが大事で相互作用的に効くようです。その悪い事例として以下紹介されています。

  • 意識が強すぎる場合
    • このお金を使ってしまったらどうしよう
    • 老後のためにはいくら貯めないといけない
  • 無意識が強すぎる場合
    • 気づいたらお金が減っていた
    • 癖のようにお釣りを募金箱に入れる

自分はどっちかな〜と考えたら明らかに意識が偏っていますね。1円単位で家計管理しているぐらいなので無意識にお金を使う場面は一切ないです。というか無意識にお金を使うことは悪だと思ってました。

ですが意識ばかり強くてもダメだし無意識100%でもダメだそうです。何事もバランスですね。

自分の行動を客観的に知る

この本のいいと思ったところ

  1. お金の話だけど心理学から切り込んでいるのでカタくない
  2. お金に限らず行動全般が良く回ることが期待される

テーマはお金ですが、意識と無意識のバランスをとるとか客観的に自分を捉えて必要に応じた行動見直しをすることは良好な人間関係の維持や仕事勉強にも幅広く応用できます。

自分は全然できてませんけど・・・。

自分がどっちよりか、まずは分かっておくだけでも違いが出る

上述の通り、自分はお金について意識100%です。この類がお金で悩むとしたら「節約貧乏」でしょう。

一方で「気づいたら口座のお金なくなってた。無駄遣いしてるつもりはないんだけど・・・」こんな方は無意識100%ですね。

意識に偏っている立場からすると無意識に偏っている方がバランスをとるのは容易だと思います。

  • 家計簿を取る
  • 家計簿を取らずともレシートは残しておく(写真でもOK)

要はいつ・どこで・何に・いくら使ったか認識する癖さえつけばいいということです。

分かってて使うお金と意識しないで使うお金ではお金を使ったあとの気持ちの持ちようが変わります。それだけでも十分と思います。


逆なんです、問題は。

意識していないものの割合をどうやって混ぜるか妙案が思いつきません。差しあたってできるとしたらお金が離れないような考え方を意識する、具体的には

〇〇円までしか使ってはいけない⇨貯金がいくらできれば後は好きに使ってもOK、使いたいものにはちゃんと使う

こんなところですかね。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中9点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • 節約を頑張っているのにお金が自分のところにやってこない
  • もっと貯金したい、お金を稼ぎたいと思っている

考え方が先にあって行動は後。

お金持ちになりたいけど具体的な行動が定まっていないなら本書のように思考法を解いているものをヒントとして自分の中で考えをしっかり高めるのが有効と言えます。

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