夢は叶うかどうかは置いといてまずは持つ

この記事はこんな方向け
・将来の夢がない方
・夢を持っても仕方ないと思っている方

はじめに

今回の質問と自分の回答はこちらです。

小さい頃の将来の夢はなんでしたか?

宇宙に行くことでした。

小学生のころ、「将来の夢」なるものを発表させられた経験、卒業文集などに書かされた経験のある方がほとんどではないでしょうか?

残念ながら大多数は夢が叶わないので、歳を重ねていくと「どうせ夢を持っても意味がないから子供には公務員を進めよう」みたいな考えの方もいらっしゃるかもしれません。

事実、小学生の将来の夢ランキングは時代を反映するかのように変化していて、数十年まえならプロ野球選手、お医者さん、宇宙飛行士やパイロットなどいかにも憧れそうな職業が並んでいましたが、時がたつと公務員やサラリーマンがランクインすることもありますね。

夢は個々人のものですから大きい小さいとか、比較的簡単に実現できそうなものを夢にするのはNGとは思いませんが、面白みはないですよね。

一個人の意見としては叶うかどうかは二の次で、夢は明確に持って生活するべきだと思っています。
そこで今回は
・なぜ夢を持つべきか
・自分の昔と今の夢の話

を紹介します。

なぜ叶うかどうかより持つことが大事なのか

自分は直接的に夢は叶っていない1人ですが、夢を持ったことが無駄だったとは思っていません。その理由を紹介します。

  • 目先の毎日を頑張るモチベーションになる
  • 夢を持ったことがきっかけで得られる出会いや仕事の道がある

目先の毎日を頑張るモチベーションになる

やることがないと「なんで生きてるんだっけ」と考えることはありませんか?

自分はわりとその口なのですが、夢があるということは目標を持つということですから夢に向かった行動を毎日できるようになります。

プロ野球選手を目指すなら練習を頑張るし、パイロットなら英語の勉強を頑張ることでしょう。

別に大人になってからでも夢を持てばダイエットを頑張れるかもしれないし、勉強をやり直せるかもしれないですよね。

夢を持ったことがきっかけで得られる出会いや仕事の道がある

大体の方はハードルが高いものを夢にするはずなので、叶わない人が多数になってしまいます。

ただ、夢を追いかけることで未来の道が開けることもあります、

プロ野球選手を目指していた方なら体の仕組みに詳しくなって研究家になるかもしれないし整体師になるかもしれません。はたまた栄養士として働くことになるかもしれません。

直接夢が叶うかどうかはおいといて、何かのきっかけを作るために夢は有効だと信じています。

自分の夢と現在の話

自分の夢

最初に書いた通り、自分の夢は宇宙に行くことでした。

つまり、宇宙飛行士です。

小学2〜3年生くらいだったと思いますが、家にあった惑星のイラスト本を読んだのをきっかけに漠然と「宇宙に行ってみたいな」という思いから生まれた夢です。

小学生の時点でもなんとなく「勉強ができないと宇宙飛行士にはなれない」と思っていたので、これがきっかけで勉強も頑張れるようになりました。

中学生になるともう少し具体的になって、宇宙飛行士になる条件や、当時の日本人宇宙飛行士のプロフィールを出来立てほやほやのウィキペディアで調べていました。

宇宙飛行士になるためにはいくつか条件があります。有名どころでいくつかピックアップすると

  • 理系学部の大学を卒業していること
  • 3年以上の自然科学関係の開発・研究経験(ちなみ修士卒は1年分、博士卒なら3年分まるまる経験ありとみなしてもらえます)
  • 身長、体重、視力(身長は宇宙服のサイズ理由だった記憶があります)
  • 水泳(着衣で25m*3回)

参照:JAXA国際宇宙ステーション搭乗宇宙飛行士候補者募集

この時点で
・理系学部に行かないといけないこと
・何らか研究しないといけないこと
・泳げないといけないこと

を自覚しました。

あと、これは宇宙飛行士に選ばれてからでもいいのですがロシア語を勉強する必要があります。

というのも宇宙に行くときにはアメリカのスペースシャトル(今は使われていませんが)だけでなく、実はロシアのソユーズという宇宙船も使います。

つまりロシア語ができないとソユーズに乗ってもちんぷんかんぷんになってしまうのです。

ちなみに自分の場合はあまり泳げないので、ここが一番のネックでした(笑)。

夢を断念したタイミング

うっすらとハードルが高いと思ったのは当時の日本宇宙飛行士の経歴を調べたときです。
こちらもJAXAのHPから引用させてもらっています。

  • 毛利 衛・・・北海道大学 工学部
  • 向井千秋・・・慶應義塾大学 医学部
  • 土井隆雄・・・東京大学 工学部
  • 野口聡一・・・東京大学 工学部
  • 山崎直子・・・東京大学 工学部
  • 古川 聡・・・東京大学 医学部
  • 星出彰彦・・・慶應義塾大学 理工学部 

そのあと、新たに3名の方が宇宙飛行士になられていますが、1名が東京大学、もう2名が防衛大学校です。

知らない方のために念押しで申し上げておくと

みなさん日本でトップクラスの大学(その中でも優秀でないと入れない学科)を卒業されています。しかも、最初の8名のうち6名は博士号を取得されています。

要は
・頭脳は日本トップクラス
・運動もきちんとできる

・英語も当然できる
・宇宙で集団生活をする耐性と、宇宙飛行士に相応しい人格

という天から3仏、4仏くらいもらっていないとなれないのが宇宙飛行士ということです。

特に頭脳がトップクラスのかたほど頭のネジが外れている傾向があるので、人格もかなりハードルといえます。

自分の場合はこれをみた時に

・頭脳・・・どう頑張っても、その大学に入れるかどうかくらいだったのでNG
・運動・・・水泳できないのでNG
・英語・・・得意科目だったけど、所詮得意レベルでしかないのでNG
・人格・・・いちばんNG。とてもじゃないけど日本を代表するような器はない

ということで、現実的には無理だなと早々に悟りました。

まぁ、諦めは潔くてよかったと思います。

断念した後

断念したからといっていきなり勉強がつまらなくなるわけではなくて、「楽しそうだな」と思える分野を見つけることができました。(何かは内緒)

結果、その分野を学べる大学を選んで、今の仕事にもつながっています。
だから、今振り返っても「宇宙飛行士を目指していてよかった」と心から思います。
逆に、目指していない場合の自分はまったく想像できません。

おわりに

まだ若い方だけでなく、歳を重ねられた方も夢を持ってみようかなと思ってもらえたでしょうか?

自分はバケットリストという形でやりたいことを抽出して、できるものから順に取り組んでいます。
できればすべて実現したいなと思っています。

その中には宇宙飛行士になりたかった名残で「無重力を体験したい」というのがあります。どんな方法にせよお金はかかりますが、いつか実現できるように頑張ります!

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以上でこの記事は終わりです。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。
自分で考え、決めて、行動して、一緒によりよい時間を増やしましょう!

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