【2021年読書レビュー】WHAT IS LIFE? 生命とは何か

この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』です。

本書はタイトルの通り、生命とはなんぞやを1から解説した本になります。

わざわざ生命とは何かなんて気にすることは日常生活ではないですし、知ったところでな情報かもしれませんが、こういう疑問こそが根本的かつ本能的に知りたいと思うことです。

〜〜とは何か?を知るには本を読むに限りますね。

本書の構成は以下の通りです。

本書の構成
  • 細胞ー生物における原子
  • 遺伝子ー時をつなぐ鍵
  • 自然淘汰の生き物としての進化
  • 生命は化学
  • 情報という生き物
  • 生物に関わる変革
  • 生命とは何か?

生命とは何か?の結論は

本書は生命を構成する要素(細胞、遺伝子など)の解説に半分以上を割いており、肝心のタイトルの疑問文に答えているのは終章のみです。ここでは次のように定義しています。

  • 自然淘汰を通じて進化する能力がある
  • 物理的な存在である
  • 化学的、物理的、情報的な機械である

3点目はいってることがわからんかもですが、本書にこのような表現をしている章があるので、もし一読した場合にはしっくり理解できると思います。

化学的、物理的、情報的な機械というと少し無機質な感じもしますが、それだけ人間の体が精密にできているという証左とも言えます。

生命を知ることは自分を知ること

この本のいいと思ったところ

  1. いかに生命が奇跡的な存在であるかがわかる
  2. 化学式や数式が登場せず、おもしろ楽しく生命に関する基礎知識が手に入る

もしめっちゃ難しかったらどうしようかと思っていましたが、なんてことはなく、「遺伝子ってこんなにすごいんだ」「細胞で起こる化学反応はこんな正確に行われているんだ」ということがわかる面白い本でした。

学校の授業でも生物は習っておらず、いわゆる学ばず嫌い的な分野でしたがいい入門書になりました。2冊目以降読むかは別の話ですが。

大袈裟だけど、自分がなんぞやを知ると大切に生きれる気がする

と思いました。

普段意識しない「生命とは何か」「なぜ私たちは生まれて生きられているのか」こういった素朴な疑問に答えてくれるのが本書であり、これを知ることでこんな奇跡的に生まれてこれたんだから適当に生きるなんて勿体無いと思うでしょう。

生まれ変われる保証はないんだし、人生1回しかないんだから生まれたことに感謝して充実させようという気になります(というのは言い過ぎでしょうか)。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中9点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • 生物には基本的に興味がない
  • なぜ宇宙は生まれたのか的な謎が好き

生き物に興味がない人にこそ読んでほしいです。生物(人間)の奥深さ、神秘、奇跡をしれます。

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