【2021年読書レビュー】好き嫌い 行動科学最大の謎

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この記事では直接的に書籍の内容に触れることはできるだけ避けたうえで、読んでその内容について思ったことなどなど紹介します。

お断り
この記事はもともと毎月読んだ10冊をまとめて紹介する形で掲載していましたが大変読みづらいことに気づいたので、1冊ずつのレビュー形式で再掲していますm(_ _)m

今回紹介する本

『好き嫌い 行動科学最大の謎』です。

いきなりですが、あなたは何が好きですか??食べ物でも音楽でもいいです。ー自分は東北(地方)が大好きです。

ではなぜ好きですか?ー時間の流れがゆっくりで落ち着いた雰囲気だから。

じゃあなぜそれ(自分だと時間がゆっくり進むこと、落ち着いた雰囲気)が好きなのですか?ーなぜって言われても(・・?)

意地悪な質問のようですが、ここで本書のテーマに行き着きます。同じ人間でも好きなもの、嫌いなものは全然違います。しかもややこしいことに好き嫌いにも縛りがあったり、時間がたって好き嫌いが変化したりします。

自分の例を挙げますと

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  • (果実の)リンゴは好きだけどリンゴ(ジュース)はそうでもない
  • 東北地方は好きだけど(寒い時期の)東北はちょっと・・・
  • メロンは小さい頃めっちゃ好きだったけど最近はあってもなくても困らない
  • レバーが嫌いだったのに好物に変わった

本書はこういった思考崩壊しそうなテーマに回答してくれている1冊です。

構成は以下の通りです。

本書の構成
  • 食べ物の好みー好きになる嫌いになるきっかけ
  • 情報社会における選り好みー誰もが批評家になっている時代
  • 好みの予想ー過去と好み
  • 好きという認識ーどうやって「好き」「嫌い」を判断してるのか
  • 好みの変化ー好みは変わっていくもの
  • 好みの基準ー記憶のよるコントロール

どんなものを好きになる?嫌いになる?

本書は6章だてで好き嫌いを分ける要素を膨大なページを割いて解説していますが、共通して次のようなことが述べられていました。

  • 選んだものが好きになる(聞いてきたもの、食べてきたもの、見てきたもの)
  • 期待(基準)を満たしているほど好きになる
  • 過去に築き上げてきたものが現在にも影響する

言われてみたら現在好きなものは気づいたら好きになっていたケースがほとんどですね。

それか「過去に食べた〜〜と似た味で、〜〜は自分が好きな食べものなので〜〜も好きになった」と結局はある時点での好き嫌いがベースにあって追加されていくパターンか。音楽はそういうことないですかね?

小さい時に色々食べさせた方が好き嫌いが少ないなんて言いますが、これも自分で明確に食べたという自覚を伴った記憶になる前に感覚的に食べたことがある状態に持っていってることで本能では「食べたことがある」=「危険ではない」⇨少なくとも嫌いにはならない

こうなっていると推察します。

言い換えると珍しい食べ物は食わず嫌いなのもしっくりきます。そりゃ食べたことないんだから美味しいかどうか(本能的に言えば食べても体に害があるのかないのか)わからないものを食べようとはしませんよね。

感想などなど

この本のいいと思ったところ

  1. 分量が多いけど読むのが楽しい
  2. 自分の実体験と紐付けできる構成

「そう言われたらそんなことあった!」と自分でうんうん頷きながら読めます。読んでて楽しい本っていいですよね。

好きは好き、嫌いなものは嫌いでいいと思う

嫌いがものがなぜ嫌いなのか、克服しないといけないならどう克服するか

こんな活用方法はありですが、そうでないなら本書の内容を無理に実生活に落とし込もうとする必要はないと思います。

なぜこれが好きなのかーーこれからも好きでいるにはどうしたらいいのかーー

こんなこと考えてたら興醒めですよね笑。

好きなもんは好きとして楽しんで嫌いなものは嫌いなんだから無理には関わらない。シンプルにこれでいいかと自分は思います。

この本のおすすめ度と読むのがおすすめな人

おすすめ度は10点満点中10点です。

この本は次のような方が読むのにぴったりと思います。

  • 好き嫌いについて考えたことがある
  • 自分が嫌いなものの理由づけをどうしてもしたい!笑

なぜ宇宙はあるのか?なぜ円周率は3.14・・・なのか。

こういう頭がこんがらがりそうなテーマはちょっとかじって知る分に知的好奇心を満たせるいいネタです。

好き嫌いもそんなテーマの1つで、多くの人が持っている感情ですので宇宙や円周率の話よりは「好き嫌い」なく読める内容だと思いました。

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