この記事のもくじ
今回紹介する本
『「お金に苦しまないで生きていきたい」と思ったときに読む本』です。
タイトルの通り、パッと読んだ感想は「四六時中手元に置いときたいほどの必携書ではないな」です。なんならお金はある分で暮らせばいいや、借金しなきゃいいやくらいで捉えている人は変にお金に関する本を読まない方が幸せかもしれません。
でもそんなスタンスでお金と向き合える人はそうそういないでしょう。自分もそれくらい気軽に取り扱いたいものですが、果たしてFIを達成したとしてそうなれるのか。大概の人は「余裕はなくてもいいからお金のことで苦労はしたくないなぁ」と思っていることでしょう。その中でも
やらなきゃいけないことはわかっているけど行動に移せていないなら、もう一度自分に喝を入れるために何か読みたい
という人が読んだらいいかなと思います。巷で知られている節約術、税制を網羅しているのであれば新たに読む必要はありません。
- お金の知識の重要性について
- 資産形成の目標を決めよう
- 資産形成の計画を立てよう
- 原資を確保しよう
- 実践してみよう
今更だけど、本当にその資産形成は必要?
資産形成をするには目的があるはずです。目的もないのに収入・支出・資産の運用利回りの改善を図ろうなんて誰も思いませんよね?自分でも資産形成の必要がないならバンバン使うことでしょう。
人生のライフステージなるものの中ではいくつかまとまったお金が必要になるタイミングがやってきます。本書で紹介されているものは以下です。ちなみにホリエモンとか勝間和代さんは過去のYouTubeの対談でこのライフステージに当てはめた生き方自体を否定されていましたが、ここではそういう話はなしでいきましょう。
- 短期的に必要なお金:家電の買い替え/1年ごとに10万円、自動車税/1年に5万円
- 中期的に必要なお金:車の買い替え/10年ごとに250万円
- 長期的に必要なお金:子供の大学入学の初期費用/230万円、老後の生活資金/35年間で2000万円
これって万人にかかるお金かというと違います。人によっているものいらないものに分かれます。一つ一つ精査していって初めて意味のある目標が生まれます。
だから結果的に数千万必要な人もいれば、今の給料の中でやりくりできるなら1円たりとも貯金しなくていい人も出てきます。実は貯金しなくてもいいのに貯金してたら、そのお金は使ってはないけど死に金という意味では無駄遣いしたのと本質的には一緒だと思いませんか?
目的と手段の対応
これにつきます。
FIREしたい、とりあえず老後は困らないようにしたい、起業したい・・・。なんでもいいですが目的があってナンボです。
「別に貯金する必要ないんだけど、周りが貯金貯金っていうから・・・」ってやってるならすぐにやめましょう笑腹落ちしないでやってても持ちませんし、それだったらやりたいことに全力投入でいいと思います。そしたら結果的に「こんなことしようと思うならいくら必要だなぁ」となりますから。