この記事のもくじ
今回紹介する本
『病気知らずの体をつくる粗食のチカラ』です。
早速ですが、1日に30種類の食材を食べているでしょうか?野菜は1日に350グラム食べているでしょうか?
残念ながら自分はどれも達成できていませんいうか、達成しようとしたらとんでもない食費がかかってしまいます。同じ理由で「わかっちゃいるけど、とてもできない」そう思っている方も多いのではないでしょうか。同時にこんな疑問を持たないでしょうか?
そもそもなんで30種類も食べなきゃいけないのか? 300グラムだったら健康被害が発生するのか?昔はそんなこと言われてなかったのに。
いや、そうなんですよ。何が根拠でこんなこと言われ始めたのかさっぱりわからないですよね。そのくせ達成できていないと言う割には、日本人の全員が健康に関して何か問題抱えているわけでもないし、この目安を守らなきゃいけないのかと思うことでしょう。
本書でも、そんなものは気にしなくて良い。時間や手間をかけない粗食こそが、体には良いのだと説いています。料理研究家の土井善晴さんが「日常生活の食事はご飯と味噌汁だけで充分」と言う趣旨の本を出してベストセラーになっていますが、おおよその方向性としては本書も同じなのかなと思います。
ただ、適当にすればいいと言う問題ではないので、具体的にどうしたら時間や手間をかけずに健康的な食生活をするためにはどうしたらいいのか気になる方はぜひ読んでみて下さい。
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粗食で健康保つためのポイント
粗食を英単語で直訳すると、ラフな食事と言うことになります。でも上で述べたように適当にすればいいことではありません。時間や手間をかけず、でも体に良い食事するためにはいくつか守るべきことがあります。具体的には本書の中で次のように述べられています。
主食をベースにする
ちゃんとご飯を食べろと言う事ですね。主食と言うふわっとした言葉だと、じゃぁ菓子パンでもいいのかとかハンバーガーでもいいのかってなってしまいそうですが、カタカナで書ける食材は基本的にNGとされています。食べるとしても週に何回までと頻度を決めて食べようと言うことです。
本書はどちらかと言うと糖質制限には否定的な立場で書かれています。なので白米でもオッケー、ただ玄米とかを食べればベターという論調になってますが、ここだけに関しては少し言い過ぎかなぁと思います。
両方試した立場からすると、確かにカロリーを制限できたかどうかで痩せる痩せないが決まるとは思っていますが、じゃあ白米をばくばく食えというかと言ったらそれはないです。玄米や麦飯でも抵抗なく食べれると言うのであれば、それに越した事は無いのですから。
常備菜の活用
常備菜とは明確に定義は決まっているわけではありませんが、日持ちのする副菜と捉えていけばいいでしょう。
本書では漬物とか佃煮、納豆などが勧められています。時間余裕がある人だったらきんぴらを作っておくとか、煮物を作っておくとかした方が良いのでしょうけど、自分もさることながら、ほとんどの人はそんな時間も惜しいと思ってるかもしれません。
ひとまずは買っておくだけでOK、後は保存が効くと言うものを用意するところから始めるのがいいんだと思います。
野菜は、季節の旬のものを中心に
春ならインゲンやキャベツ、夏ならトマト・胡瓜・茄子、秋なら、芋類やキノコ類、冬なら、にんじんやかぼちゃなど。これは自分も完全同意でして、350グラム食べると言う目標を達成するために、わざわざ旬外れたものを買うって言う訳がわからんなぁと思ってました。
旬の食材こそ、栄養価が高いし、しかも安い。旬の食べ物だけを食べることが健康に良いと合理的に言えるかどうかと言ったら、それは違うかもしれませんが、持続可能なほにゃららと言われている時代ですから、旬を大事に生活すると言うのも良いのではないでしょうか。
いろいろ試してきたけれど、結局はちゃんと食事が基本
自分の健康状態は現在割と良い方なのですが、実はこれといって食事に気をつけてきたと言う自負はありません。フルーツグラノーラを食べるんだったら果物食べたほうがおいしいよなとか、単純に野菜が食べたくなってきたから痩せを食べよみたいな感じです。
結果的には本書で推奨されているような食事に割と近くが鳴っているような気がします。健康食品とかサプリとかに頼るのではなくて、ちゃんと食材を食べるというのが健康保つ上では遠回りなようで1番近道だなぁとサンプル数1の体験談だけですがそのように思っています。
本書に対して、何か特効薬的な食事法を期待していたのであれば、それは期待はずれかもしれませんが、でも、結局原点に立ち返ってちゃんと食事をとるのが重要です。それをちゃんと自覚して少しずつ食事を気をつけてみるというのが健康への第一歩だと思います。