この記事のもくじ
はじめに
住むところを探すときは何を使っていますか?
自分はSUUMOやat HOMEで下調べをします。
持ち家があって、引っ越す予定もなければ家を探す必要はありませんが賃貸暮らしをしている人は不定期に新たな住まいを探すことになります。
自分は働き始めてからはずっと社宅というか社員寮的なところで暮らしているので1回も引っ越しをしていないのですが、時々上記の住宅情報サイトを調べていると以下のようなどうでもいいしょうもないコストが係ることに気づきます。
- 保証料
- 敷金・礼金
- 更新料
大体、お金払って住んでるのはこっちだし、なんで更新して(あげて)るのに手数料を払わなきゃいけないのか意味不明です。こういうコストのせいでミニマムライフコストが上がってしまうと経済的自由を目指す身分にとっては全く嬉しくありません。
そこに来て「これはいいかも?」と思ったのがUR賃貸住宅です。
大概の方は「ゆーあーるであーる♪」のCMなら聞いたことあるけどそれ以上は・・・じゃないでしょうか?自分もその程度の理解だったのですが、みてみるとこれはありかもと思えてきたので、HPベースでわかる情報を紹介します。
URってどんな組織?
CMしか見たことなければ〇〇建設とかXXハウスみたいな会社をイメージするかもしれません。URというのは正式には『独立行政法人 都市再生機構』のことです。
って言われてもわからん・・・。
独立行政法人というと民間と公共の間的な感じがしますが、元々は「日本住宅公団」という戦後日本の住宅供給を安定的に行うために作られていた公的な組織だったのが色々再編されたり統合されたりして現在に至っているわけです。
- 入居条件:URは一定の所得or貯金が必要。公営住宅は一定以下の所得であることが必要
- 入居申込:URは先着順で公営住宅は抽選
このURは色々ビジネスを展開しているのですが、そのうちの一つが今回紹介する賃貸住宅事業というわけです。
UR賃貸が他の賃貸よりも優れているところ
HPで書いてある通りですが、以下のメリットがあります。
- 更新手数料・礼金・仲介手数料・保証料がいらない
- (築年数見合いかもしれないけど)割安でいい立地のところに住める
- 割安で入居できるキャンペーンがある
更新手数料・礼金・仲介手数料・保証料がいらない
礼金は入居したとき、それ以外は入居している期間で定期的に発生する費用ですが、これらが1円たりともかからないのは固定費削減に直結するメリットです。普通に探していると礼金0はあってもそれ以外はまず間違いなく記載があります。
自分が学生時代に住んでいた場所は保証料がなかったものの礼金は払いましたし2年ごとに2万円ほどの更新手数料が発生していました。それが現時点でのミニマムライフコストのうちの不定期出費に賃貸の更新手数料を入れている理由でもあります。
これらが0円になれば月あたり1000円ちょいは節約になりますね。
(築年数見合いかもしれないけど)割安でいい立地のところに住める
一例として、しつこいようですがいつか移住したいと思っている仙台のUR賃貸の情報です。
勾当台公園というと宮城県庁や仙台市役所がある中心of中心のエリアです。賃貸で借りようとしたらURの物件並みに5〜6万円は見ておかないといけませんし、当然広さは期待できません。
ですが画像の通り共益費込みで4万円ちょいで暮らせますと言われたらコスパはかなりいいです。もちろんURの物件が最強とは思いませんが、運営の背景に沿って考えると割安なのは確かだと思います。
割安で入居できるキャンペーンがある
これを書いている2021年12月時点だと
- U35割
- 子育て割
- URライト
などただでさえ安い家賃がさらにお安く契約できるような物件もあります。
そこそこの質でいいけど、家賃はなるだけ抑えたいという方にはうってつけの候補になるのがURだと思います。
要確認!UR賃貸に加入する条件は?
条件はこれだけ
ここまではいい話しかしてきませんでしたが、もちろん、無条件で入居できる物件なんてないですよね。それはSUUMOで探そうが、ピタットハウスで探そうが同じ話です。
ではUR賃貸だとどんな条件があるのかというとこちらです。
- 申込者本人に基準以上の月収があること
- 日本国籍であること
- 入居予定者全員で円満な生活を送れる方
- 入居予定者全員が暴力団員ではないこと
収入のストレート通過条件
収入以外の項目は、それで引っかかる人がほとんどいないという想定で無視します。対策のしようもないですし。
やはり問題は収入面です。ストレートで文句なしにOKが出るにはつぎの収入額が必要です。
- 家賃額が82,500円未満→家賃額の4倍
- 家賃額が82,500円以上20万円未満→33万円
- 家賃額が20万円以上→40万円
例えば先ほど示した仙台市の例でも4〜6万円くらいが家賃相場です。
そうなると4〜6*4=16〜24万円の月収が必要です。言いづらいですがパートアルバイトではクリアするのはきつく、正社員でそこそこ働いていないと安心してクリアとはなりません。
これが変な人が入居しないようにするためのフィルターなのかもしれませんが、なかなかきついなっていうのが感想です。
特例的にOKがもらえる条件
ただご安心を。上記条件でクリアできなくても以下の道があります。
- 家賃の前払い⇨1〜10年で選択可能(おまけ的に若干の割引あり)
- 貯蓄額⇨家賃額の100倍以上
自分のようにFIREを目的にしていて、かつ会社勤めでの給与所得を一切もらわないつもりなら現金貯金をある程度ストックしておくか前払いするつもりで資産を取り崩せばいいってことですね。
ちなみに自分はもし住むなら前払いにします。働けばいいって話でもあるんですけどね。
固定費削減は自由にお金を使うための必須条件
以上見てきた通り、いくつか条件があるとはいえURは長期的に住むなら間違いなくコスパがいい居住先となります。
固定費を削減すればその分食事に気を使ったり、好きな家電を買う資金にできたりとお金を使える幅が広がるので個人的にはなるべく家賃は少なければ少ないだけいいと思っています。
とはいえ単に安さを追い求めると治安が・・・とか耐震性が・・・というそもそもの段階で不安が生じてしまいますのである程度は質も確保したい方はURを検討候補に入れてはどうでしょうか?