【お金にかかわる政治の勉強】日本維新の会の2021年公約を調べてみました

この記事はこんな方向け
  • まともに政策を調べたことがない方
  • なんとなく政府は仕事をしていないと思っている方

はじめに

各政党もしくは候補者の政策をきっちりみてから投票に行ったことはありますか?

ありません!大体で選んできました。

今月末には衆議院議員の選挙が控えておりますが、みなさまちゃんと各政党の公約は確認していますでしょうか・・・?

とかくいう自分は今までなんとなくの政党や候補者のイメージで投票先を決めてきました。というのも選挙前に掲げられる政策というのは

  • どうせ実現しない
  • 実現するとしても元言ってたのから随分と方針転換する

こんな印象を持っていたからです。事実かもしれませんが。

しかし!万が一本当に公約が実現した場合に影響を受けるのは他ならない一般ピーポーなわけでして、だったらちゃんと政策は見といたほうがいいなと思った次第です。

そこでいくつかの政党を選挙前に目掛けて紹介するシリーズもんの記事を書くことにしました。

今回は日本維新の会を紹介します。まだまだ◯大政党にはなっていませんが、拠点になっている大阪(関西)では絶対的な支持を得ている政党ですね。

日本維新の会のHPの政策提言プランおよび”日本大改革プラン”を参照しています。

きっころ
きっころ

政策提言プランの方は文字ばっかりで読みづらかった・・・。日本大改革プランのほうはカラーで図表も多いのでどっちか見るなら後者をどうぞ。

気になった政策

政策の大綱

政策提言プラン「維新八策2021」では次のテーマを柱に掲げています。

  1. 「身を切る改革」と徹底した透明化・国会改革で、政治に信頼を取り戻す
  2. 減税と規制改革、日本をダイナミックに飛躍させる成長戦略
  3. 「チャレンジのためのセーフティネット」大胆な労働市場・社会保障制度改革
  4. 強く靭やかに国土と国民を守る危機管理改革
  5. 中央集権の限界を突破する、地方分権と地方の自立
  6. 現実に立脚し、世界に貢献する外交・安全保障
  7. 憲法改正に正面から挑み、時代に適した「今の憲法」へ

維新といえば「身を切る改革」が代名詞といってもいいくらい結成以来どの選挙でも常々出てきます。これを読む前の維新に対する自分の理解は

  • 歳費は削るけど必要な出費に振り替える
  • 憲法改正は推進派

これぐらいですが、おおよそ合ってたように思います。

また日本維新の会は独自路線というか是々非々で各政党と連携しているイメージがあります。今回の選挙でも共闘すると言っている政党はないので与党と従来野党と維新の会という三すくみを狙いとしていると思います。

個人的に気になったお金にかかわる政策

以降は政策提言プランの中から個別に気になったものを抜粋紹介します。

議員報酬・議員定数3割カット

このブログでは一度議員歳費のことを解説しました。もし歳費も定数も3割カットすれば0.7*0.7で大体半分になります。額で言うと100億円いくかいかないかになりそうですが、国民に対しては十分誠意のある削減かなぁと思います。

ただ、この中で「政府による臨時給付金があっても党所属議員は受け取らずに被災地等へ寄付(2020年実施済み)」とあるのですが、これは反対です。

然るべき仕事をしたのであれば一国民としてもらうべきですし、使途が何であれ経済が回るように使うのであれば寄付じゃなくてもいいと思います。

ブロックチェーン技術等を活用したインターネット投票やコンビニ投票などの導入

読者さん
読者さん

これとお金の何が関係あるんだ!

って思われるでしょうか?これを自分が抜粋した理由として以下があります。

  • 投票の透明性が上がる
  • 投票所の運営、開票作業の負担軽減で費用削減につながることが期待される

ブロックチェーン技術に言及しているところも嬉しいポイントです。ビットコインはさておきブロックチェーン技術はよくできたものだと自分は評価しているので実社会で使われる範囲が広まってほしいと願っています。

NISAの恒久化

これは何だかんだ実現すると思っていますが、公約に書いている政党は自分が見た限り日本維新の会だけですね。とにもかくにも日本人は貯金ばっかりなので1割でも投資に回せれば経済は回ると確信しています。

何なら配当出るETFでも買っとけばお小遣いもらえるんだしwin-winだと思うんですけどね。

公的年金制度の賦課方式から積立方式に変更

つまり、自分の年金のために保険料を払うってことです。いま支払っている保険料はいまの高齢者のために使われているので厳密には自分のお金としてプールされているわけではありません。

積み立て方式にすれば間違いなく世代間ギャップはなくなる(たくさん払ったならそれ相応にもらえるし、大して払ってないなら大してもらえない)ので。

課題はいまの高齢者は自分たちが現役のときに払っていないかもしくは大して払わずに済んでいた(保険料率が今より安い時代でした)ので受給額が減ることに対しての反発をどうするかです。

行政改革が前面に出た政策プラン

読んでの所感としてはこうです。

  • 行政改革がメインで国の成長に資する政策は乏しめ
  • 国民の生活が絡むところに対しては現実的な範囲で政策提示されている

できもしないのに公約に書かれるくらいなら今実行中の政策をやり切るとか少し修正して立て直すとしてくれるほうがよっぽど信頼できます。

日本維新の会はよそとはつるまずに要所要所で与党と連携すると言う点では、注力する分野に違いがあるとはいえ国民民主党と同じ方向性かなと思いました。

次回は最後、日本共産党を紹介します。

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